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今年度(平成24年度)は、県民の皆さまや多くの関係者の努力が実を結び、県内の東九州自動車道の5区間が開通します。昨年12月15日に「須美江〜北川〜延岡間」の2区間が、12月22日には「都農〜高鍋間」が開通しました。加えて、今年の3月までに「蒲江(大分県)〜北浦間」と「清武JCT〜清武南間」が開通する予定です。この5区間の距離を合わせると、九州縦貫自動車道宮崎線の「宮崎〜都城間」よりも長い37キロメートル(県内区間分)が新たに開通します。
また、来年度(平成25年度)には、「日向〜都農間」が開通予定であり、延岡市と宮崎市が高速道路でつながることになります。平成24年度は、本県の高速道路にとって、まさに古事記の「岩戸開き」のような明るい光が差し込んできているかのようです。 |
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高速道路は、一般道路と比べて「速達性」と「定時性」に優れています。
この速達性(制限速度が高く目的地に早く移動できる)によって、新たな企業の誘致や、新鮮な野菜や魚などを扱う農林水産業などさまざまな産業の振興が期待できるとともに、高度な医療ができる病院(第三次救急医療機関)への搬送時間が短縮され、救命率の向上など救急医療活動の支援も可能となります。
また、定時性(信号がなく到着時間の目安が立てやすい)によって、トラック輸送などの物流の効率化が期待できるとともに、県内の観光地を巡る周遊観光ルートの形成が進めば、宮崎の魅力の発信や観光産業の振興も支えることができます。
さらに、高速道路は、南海トラフや日向灘沖を震源とする巨大地震の津波発生時の救助活動、救援物資の輸送、復旧・復興活動などに「命の道」としての大きな役割も期待されています。 |
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