「日本のひなた」で、森林と人の未来を夢見て
小松 朋代
所属:児湯農林振興局/入庁:平成23年度
○これまでの配属先
H23 森林経営課
H25 東臼杵農林振興局
H28 自然環境課
R2 児湯農林振興局
子育てしながら仕事をする環境として、宮崎県庁はどのようなところか
働きやすく、かつ、やりがいのある仕事ができる環境です。組織全体として、子育てをはじめとする家庭の事情に理解があり、短時間勤務や子どもの看護休暇も取得しやすい雰囲気です。
一方で、子育て中の女性であっても、当たり前に仕事で期待してもらえます。配属先によっては、通勤に時間がかかったり業務量が多かったりすることもありますが、一人一人、異動などの希望もよく聞いてもらえるので、自分なりのワーク・ライフ・バランスが実現できると思います。
出産休暇、育児休暇や育児休業の取得について
私は3人の子どもがいて、3回とも産休に続けて1歳ごろまでの育休を取得しました。取得にあたっては、上司や同僚に苦労をかけたと思いますが、組織でカバーする体制を作っていただき、私もなるべく丁寧に引継ぎを行うことで、安心して休業することができました。
子どもと一対一で向き合う時間をゆっくり確保できる(2人目以降は上の子も)育休は、子育てしながら仕事を続けていく上での糧になります。男女問わず、ぜひ育休を取得し、その後の生活に活かしてもらえればと思います。
宮崎県で働くことを決めた理由
私は北陸の出身ですが、大学では東京から全国各地に泊まり込みの調査や実習に行く生活をしていたので、移住に抵抗はありませんでした。
大学生活で出会った宮崎の林業関係者の方々が、他のどの地方よりも林業に夢を持っていて、「この人たちと一緒に宮崎の林業を盛り上げたい!」と思ったのが一番の理由です。
暖かい地方に憧れがあったこと、出身者の地元愛が強い九州に興味があったこと、夫が先に移住していたことも、宮崎県に就職する後押しになりました。
仕事のやりがいについて
現在は、西都児湯地域の林業普及指導員として、補助金事務や普及指導活動を通じ、適正な伐採や再造林の推進や新規就業者などへのサポート、しいたけなどの林産物を通じた地域振興の支援をしています。
林業先進地の宮崎で、地元の関係者と一緒になって情報交換や議論をしながら、森林や、そこに関わる人を守り育てていくことに、大きなやりがいを感じています。
宮崎県に移住・定住することの魅力

温暖な気候、豊かな自然と共にある生業や文化、おおらかな県民性が魅力です。
移住者をあたたかく迎え入れてくれ、子育てにも優しく、日々、宮崎に移住してよかったなあと思っています。
移住したころは、虫や植物の生命力が本州と比べてとても強く感じられて、本当に新鮮でした。そうした自然を生かした人々の産業や暮らしに、仕事でも貢献していけたらいいなと思っています。
休日の過ごし方、リフレッシュ法

平日にできない家事を片付けるほか、なるべく時間を取って、公園や森林、子どもが自然のなかで遊び学ぶ集まりに出かけて、家族でのびのび過ごすようにしています。
お盆休みや年末年始には、帰省のために家族で大移動して、他県を見て回ったり、実家で両親と寝食を共にしたりするのですが、それが子ども達にとって良い刺激になっているようです。
一日の流れ
8:20 | 登庁 |
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8:30 | 仕事開始 |
9:00 | 伐採現場の立ち合い |
10:30 | デスクワーク(補助金申請書類の補正指導等) |
12:00 | 昼食 |
12:45 | デスクワーク(打合せ資料作成) |
15:00 | 森林組合事務所で打合せ |
17:00 | 育児のための休憩時間特例により退庁 |