先輩からのメッセージ

日々、一歩前進 黒木 雄貴

日々、一歩前進

黒木 雄貴
所属:東京事務所(総務省)/入庁:平成29年度

○これまでの配属先
H29 長寿介護課
H30 都城市立沖水中学校
R4  東京事務所(総務省への研修派遣)

派遣先の概要

 総務省では、「総務」という言葉のとおり、非常に幅広い分野に関する業務を所管しています。総務大臣を頂点としてその下に10以上の部局が置かれており、それぞれが消防・選挙・情報通信・地方行財政など異なる分野の事務を所管しています。
 その中の一つとして私が所属する自治財政局があります。自治財政局では、地方公共団体が行政サービスを安定的に提供し、各地域の抱える行政課題に対して主体的に取り組むことができるように地方自治体の財源保障のための諸調整、マネジメントに取り組んでいます。

現在携わっている仕事内容

現在携わっている仕事内容 イメージ

 自治財政局財政課で特別交付税のとりまとめに携わっています。交付税とは、各地方団体が行政サービスを安定的に継続できるよう、国税の一部を各地方団体に配分する制度です。特別交付税は特別な財政需要に対応するために配分されるもので、大雨や台風などの災害対応に係る経費などが対象となります。
 各自治体の財政運営に関わる仕事であるため、災害に関するニュースなどにアンテナを張っておく必要があるなど大変な仕事ではありますが、他県の抱える課題や対応方法についても学ぶことができ、有意義な時間を過ごしています。

県庁との違い

県庁との違い イメージ

 意思決定のスピード感に違いを感じることが多いです。急ぎの案件などは数時間で対応方針を決めて、幹部に諮ることも多く、資料なども短時間で正確に作成する必要があります。また、幹部に諮った段階で方針が変わることもあり、意思決定のダイナミズムを感じることが多くあります。

仕事のやりがいについて

仕事のやりがいについて イメージ

 全国の自治体の財政に関係する業務のため、なかなか話がまとまらないこともありますが、粘り強くやり取りを続け、お互いに納得できる案にまとめることができたときはとてもやりがいを感じます。
 また、県職員は幅広い分野に活躍の場が用意されており、異動のたびに新しい分野に飛び込むことができます。最初は慣れない業務に苦労することも多いですが、段々と業務に慣れて知識も豊富になっていく中で自分自身の成長を実感できます。ゼネラリストとして、世の中の様々な課題に向き合い成長できることもやりがいの一つだと感じています。

これまでの仕事で印象に残っていること

これまでの仕事で印象に残っていること イメージ

 学校事務での業務経験が印象に残っています。
 配属当初は教職員や保護者との関わり方に苦労したことを覚えています。教職員や学校関係者は「生徒のことを第一に考える」という意識のもと常に行動しており、自分も同じように考えて行動するように心がけることで円滑にコミュニケーションできるようになりました。
 また、中学校生活でたくましく成長して卒業していく生徒たちを見て、3年間でこんなにも成長するんだなと感銘を受けたと同時に、学校教育の大切さを実感する経験になりました。

休日の過ごし方、リフレッシュ法

 休日は家族との買い物や散歩でリフレッシュしています。職員宿舎(千代田区市ヶ谷)の周辺には、皇居や日本武道館、新宿御苑などがあり、1歳の娘と体を動かしてリフレッシュしています。
 また、平日も昼休みは必ず庁舎外に出て、国会周辺や日比谷公園を散歩することをルーティーンにしています。仕事のことをぼんやり考えたり、今週末はどこに出かけようかなど週末に思いを馳せたりしながら体を動かすことでリフレッシュでき、午後も仕事に励むことができています。

一日の流れ

9:00 登庁(メールチェック、新聞回覧等確認)
9:30 業務開始
10:00 照会対応・デスクワーク
12:00 昼食
13:00 課内協議
13:30 デスクワーク
15:00 他課打合せ
16:00 デスクワーク
20:00 退庁