先輩からのメッセージ

困っている人と同じ歩幅で、一緒に前を向ける保健師でありたい 中川 優馬 

困っている人と同じ歩幅で、一緒に前を向ける保健師でありたい

中川 優馬
所属:日南保健所/入庁:平成25年度

○これまでの配属先
H25 都城保健所
H28 中央保健所
R1  宮崎市保健所(宮崎市へ派遣)
R3  日南保健所

現在携わっている仕事内容

 精神保健担当として、地域で生活している精神障がいを持った方やそのご家族からの相談を受けています。
 必要があれば訪問を行い、本人の抱える生きづらさに耳を傾けながら、「その人らしく地域で生活すること」を実現するために関係機関と協働しながら支援を行っています。
 支援の押しつけにならないよう、その人の持つ力を引き出しながら、一歩ずつ前に進むためのお手伝いをしています。

仕事のやりがいについて

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 障がいを持つ方が10人いれば、10通り、あるいはそれ以上の関わり方があります。その人の持つ強みや特性を活かせるような関わり方ができた時や、「相談してよかった」という言葉をもらえたときに、保健師をしていて良かったと感じます。

宮崎県の技術職員として働くことの魅力

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 「県職員は異動があって大変」というイメージがありますが、多くの人や文化に触れることで、幅広い視野や考え方が身につくことは何よりのメリットだと思います。県全体を知って初めてその地域の強みに気づくこともあります。「鳥の目」を活かした公衆衛生活動を展開できるのが、県の保健師の魅力です。

研修制度や資格取得のための支援制度について

研修制度や資格取得のための支援制度について イメージ

 宮崎県は、新任期や中堅期といった段階に応じた保健師の教育プログラムが体系的に整っています。特に新任期には、指導保健師と一緒に事例検討を行いながら保健師の基礎を学ぶ機会が多く設けられています。また、専門的な知識を高めるための県外研修の機会が多くあります。

これまでの仕事で印象に残っていること

これまでの仕事で印象に残っていること イメージ

 平成28年の熊本地震の際に、宮崎県の災害派遣精神医療チームの一員として被災地支援にあたりました。被災された方のお話を伺う中で、災害時のメンタルヘルスの重要性と平時からの体制づくりの重要性を強く認識する貴重な経験でした。
 南海トラフを抱える宮崎県において、「県の保健師として、今自分に何ができるのか」を日々考えながら業務にあたっています。

休日の過ごし方、リフレッシュ法

 学生時代からのバドミントンを今でも続けています。休みの日には、県庁のバドミントンクラブに参加して、違う職場の人と楽しく汗を流すのが一番のリフレッシュ方法です。また、子どもの誕生日や発表会の日には、休みを取って子どものリクエストするご飯を準備したり、一緒に過ごす時間を取ったりするのも至福のひとときです。オンオフをしっかり切り替えながら仕事をするよう心がけています。

一日の流れ

8:20 登庁(メールチェック)
8:30 始業
電話、来所相談対応
12:00 昼食
13:00 訪問
16:00 報告、所内ケース検討
16:30 記録整理
17:30 退庁