掲載開始日:2020年5月21日更新日:2020年5月21日

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宮崎大学医学部への県内出身の入学者数について

提言

(性別:男性、年齢:50代)

私は、同大学医学部に入学する県内出身者が少ないことを憂いている。その数が少なければ、県内の医療施設に勤務する医師が少なくなるのは自明である。県の医療行政担当者が県内出身者入学枠および奨学金などの努力をしていることは知っている。しかし、県内出身者は半分に満たず、一方で他県の医学部への合格者は30人を超えると認識している。
郷土の発展のために創設された宮崎大学医学部ではなく、県外地方大学医学部に人材を輩出するのはいかがなものかと考える。
県内出身者が半数を超えるよう、県立高校の進路指導目標を設定してはどうだろうか。

回答

宮崎大学医学部医学科への県外からの進学者数は、ここ数年30~40人程度で推移しており、県内から全国の医学部医学科への進学者に占める宮崎大学医学部医学科への進学者数の割合は、40%程度となっております
ご指摘のとおり、県内高等学校の医学部医学科進学者数のうち半数以上が県外の大学に進学しておりますが、宮崎大学医学部医学科への進学者数も一定数を維持している状況です。平成21年度入試から一浪生も対象とした「地域特別枠推薦入試」が導入され、令和2年度入試からは、地域特別枠推薦入試の募集定員が5人増となり、地域枠推薦入試が10人、地域特別枠入試が15人の合計25人の募集定員となりました。
今春の令和2年度入試では、地域枠推薦入試の合格者が9名、地域特別枠推薦入試の合格者が15人であり、計24人が宮崎大学に進学することが確定しております。
今後も、さまざまな機会を捉え、関係部署とも連携を図りながら、宮崎大学医学部地域枠推薦入試の趣旨や宮崎の地域医療に従事することの意義などについて、丁寧に説明し、高等学校現場で適切な進路指導が行われるよう、指導してまいりたいと考えております。

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