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掲載開始日:2018年3月4日更新日:2018年3月4日

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火山ガスへの注意情報(えびの高原(硫黄山)周辺)発表について(平成30年3月4日更新)

3月4日(日曜)朝から、えびのエコミュージアムセンターにおいて、時折、二酸化硫黄ガスが検出されています(簡易測定で2ppm前後)。

新燃岳から発生した火山ガスが風に乗って流れてきているようです。

現地で、注意喚起の放送を行っておりますが、不快感を覚えた場合は、すぐに屋内に避難してください。

風向きによっては、えびのエコミュージアムセンターや新燃岳周辺では、今後も高濃度の火山ガスが検出される可能性がありますので注意してください。

参考1  二酸化硫黄ガスの特徴

  • 二酸化硫黄ガスは、5ppm程で強い刺激臭がして、10~20ppmの濃度で、目がちかちかしたり、咳き込みなどの症状が出ます。
  • 二酸化硫黄ガスを含む火山ガスは、水にとけやすい特徴があります。刺激臭を感じた場合は、ハンカチやタオルを水に湿らせ、鼻や口に当ててください。 
  • 400~500ppmで生命に危険があると言われていますが、ぜんそくや心臓病等の持病のある高感受性の方は、低濃度でも発作を起こし、死に至る可能性がありますので特に注意してください

   (参考:「火山ガス災害」平林順一氏)

 

参考2  えびの高原(硫黄山)周辺の火山ガスに伴う立入規制基準

(抜粋)えびの高原周辺における広域的な二酸化硫黄ガスの滞留に伴う規制の実施基準

 

 

区分

二酸化硫黄(SO2)

濃度が基準値以上となった場合の措置

注意情報

0.2ppm以上

喘息、気管支疾患、心臓病等の持病のある高感受性の人々及び乳幼児や妊婦に対して、二酸化硫黄ガスの危険性について注意喚起する。

警戒情報

2ppm以上

屋外の観光客等に、防災行政無線等で屋内退避の注意喚起を行う。

避難情報

5ppm以上

観光客等にえびの高原からの避難を呼びかけ、避難が完了した時点で観光施設等を閉鎖。

県道1号及び30号は、駐停車禁止を条件に通行可

立入禁止

10ppm以上

えびの高原一帯を警戒区域に設定(立入禁止)

※県道1号(宮崎県、鹿児島県)、30号(宮崎県)を全面通行止めとする。(人、車の全面通行止め)

 

お問い合わせ

・噴火警報・予報について
 宮崎地方気象台(0985-25-4032)
・警戒避難体制全般について
 宮崎県危機管理課(0985-26-7618)