令和4年宮崎県鉱工業指数年報「みやざきの鉱工業の動き」

令和4年の宮崎県鉱工業指数（平成27年(2015年)基準）

令和4年の宮崎県鉱工業指数（原指数）(平成27年(2015年)=100)

	令和3年	令和4年	前年比
生産	91.7	87.1	-5.0%
出荷	90.7	86.9	-4.2%
在庫	111.0	111.4	0.4%

【生産】87.1（前年比5.0%低下）～2年ぶりの低下

生産指数（原指数）は前年比5.0％減の87.1で、2年ぶりに低下した。
これは、汎用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業が上昇し、繊維工業、電子部品・デバイス工業、化学工業など10業種が低下したためである。
四半期別（季節調整済指数）にみると、第1四半期91.4（前期比0.2％上昇）、第2四半期85.9（同6.0%低下）、第3四半期86.8（同1.0％上昇）、第4四半期85.2（同1.8％低下）となった。
なお、全国の生産指数（原指数）は95.6で、前年比0.1％低下し、2年ぶりに低下した。九州の生産指数（同）は101.8で、前年比1.2％上昇し、2年連続で上昇した。

上昇に寄与した業種（2業種）

	主な業種	前年比
1	汎用・生産用・業務用機械工業	14.9%
2	輸送機械工業	2.2%
3	なし	ー

低下に寄与した業種（10業種）

	主な業種	前年比
1	繊維工業	-24.5%
2	電子部品・デバイス工業	-14.8%
3	化学工業	-9.1%

【出荷】86.9（前年比4.2％低下）～2年ぶりの低下

出荷指数（原指数）は前年比4.2％減の86.9で、2年ぶりに低下した。
これは、汎用・生産用・業務用機械工業、輸送機械工業、パルプ・紙・紙加工品工業などの4業種が上昇し、電子部品・デバイス工業、化学工業、繊維工業など8業種が低下したためである
四半期別（季節調整済指数）にみると、第1四半期91.2（前期比1.4％上昇）、第2四半期87.4（同4.2％低下）、第3四半期86.5（同1.0％低下）、第4四半期83.5（同3.5％低下）となった。
なお、全国の出荷指数（原指数）は93.4で、前年比0.3％低下し、2年ぶりに低下した。九州の出荷指数（同）は95.9で、前年比0.1％低下し、2年ぶりに低下した。

上昇に寄与した業種（4業種）

	主な業種	前年比
1	汎用・生産用・業務用機械工業	12.5%
2	輸送機械工業	6.6％
3	パルプ・紙・紙加工品工業	1.6%

低下に寄与した業種（8業種）

	主な業種	前年比
1	電子部品・デバイス工業	-19.8%
2	化学工業	-11.1%
3	繊維工業	-18.3%

【在庫】111.4（前年比0.4％上昇）～2年連続の上昇

在庫指数（原指数）は前年比0.4％増の111.4で、2年連続で上昇した。
これは、汎用・生産用・業務用機械工業、電子部品・デバイス工業、化学工業など5業種が上昇し、食料品工業、パルプ・紙・紙加工品工業、繊維工業など4業種が低下したためである。
四半期別（季節調整済指数）にみると、第1四半期113.2（前期比1.8％上昇）、第2四半期114.3（同1.0％上昇）、第3四半期110.7（同3.1％低下）、第4四半期111.7（同0.9％上昇）となった。
なお、全国の在庫指数（原指数）は101.0で、前年比3.3％上昇し、2年連続で上昇した。九州の在庫指数（同）は102.3で、前年比4.5％上昇し、4年ぶりに上昇した。