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発表・調査研究

宮崎県衛生環境研究所年報(2002年)

誌上発表・学会発表

LC/MSによる分析について

第28回九州衛生環境技術協議会(平成14年10月 宮崎市)

小坂 妙子,浜田 洋彦,山本 雄三,小野 英俊,黒木 泰至

LC/MSによる分析で,健康食品8種類からT3及びT4,N-ニトロソフェンフルラミン,フェンフルラミン,インドメタシン,デキサメタゾンを検出し,健康被害の原因物質を明らかにした.また,現在40種類の残留農薬について一斉分析,十数種類の合成抗菌剤について一斉分析を実施している.質量/電荷を検出するLC/MSは高選択性であり,UVで妨害の多い動物臓器中の残留動物用医薬品も妨害ピークの少ないクロマトグラムが得られ,同定が容易になった.またN-メチルカーバメイト系農薬等は誘導体化することなく短時間に測定可能となった.LC/MSにより精度の高い同定・定量が可能となり,検査の迅速化省力化がもたらされた.


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