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県広報みやざき

【県政トピックス】高千穂郷・椎葉山地域世界農業遺産認定!

県内初!世界農業遺産の誕生
 険しい山々に囲まれた高千穂郷・椎葉山地域。この地域の人々は森林からの恵みを巧みに活用した複合的な農林業システムを築き上げ、その源である森林を大切に保全管理してきました。
 これらの取り組みが評価され、昨年12月15日、世界農業遺産に認定されました。
認定の可否を決定する委員会で、最終プレゼンテーションを行う河野知事(12月15日イタリア・ローマ)

認定された主な農林業と伝統文化
[その1]焼畑
 森林や原野を刈り払い、倒した樹木や草本などを燃やして肥料としながら作物を栽培する農業です。
 椎葉村では、日本で唯一、現在も継続して行われています。
[その2]木材生産とモザイク林
 諸塚村は、村域全体が森林認証を取得するなど、全国有数の木材産地です。針葉樹林、落葉広葉樹林、常緑の照葉樹林の組み合わせは特徴的な森林景観で、モザイク林と呼ばれています。
[その3]500kmの水路、1,800haの棚田
 標高の高い傾斜地の農地に水を確保するため、急峻な山腹に水路を建設し、現在では総延長500kmを誇ります。
 また、日本を代表する棚田地域の一つです。
[その4]農林畜産物の栽培・生産
 高品質なシイタケの栽培、生産量日本一の釜入り茶、地域で採取した粗飼料で少頭数を大切に育てる和牛生産など、山間地を生かした農林業が受け継がれています。
[その5]神話・伝説
 古事記、日本書紀における天孫降臨の地として、数多くの史跡があります。
 また、長い伝統を持つ神楽が伝えられるとともに、日本を代表する農業労働歌「刈干切唄」や「ひえつき節」の発祥の地と言われています。

認定を地域の活性化に
 今回の認定で、農林産物の付加価値の向上や都市と農村との交流人口の増加などさまざまな効果が期待されます。
 今後は、世界農業遺産認定を地域の活性化につなげ、その効果を県内全域に波及させる取り組みが必要です。
 高千穂郷・椎葉山地域をはじめ、県内には魅力ある地域がたくさんあります。
 県民みんなでこれらの地域の魅力を知り、体験し、広めていく活動を行っていきましょう。
世界農業遺産認定を地域の活性化につなげるためのワークショップ

問 農村計画課
  電話 0985(26)7125

高千穂郷・椎葉山地域 世界農業遺産認定までの主なあゆみ
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