県広報みやざき

知事コラム

こんにちは!河野です

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

5年ごとに和牛のチャンピオンを決める「全国和牛能力共進会」 (全共)。 第11回を迎える今年は宮城県での開催。国内外で和牛への関心が高まる中、かつてない白熱した戦いが展開されました。

本県は、「肉牛の部」で最高賞となる内閣総理大臣賞を受賞。「種牛の部」の内閣総理大臣賞は大分県、総合得点による「団体賞」は鹿児島県と、九州3県で主要なタイトルを分け合う結果となりました。

全国的なレベルアップや、「打倒宮崎!」に燃えるライバル県の追い上げで、過去2回のような圧倒的な勝利を収めることはできなかったものの、内閣総理大臣賞の3大会連続受賞は大会史上初の快挙。通算4度の受賞も全国最多です。胸を張って「宮崎牛日本一!」をアピールすることができます。

しかも、肉牛部門での審査では、光ファイバー等を使い、オレイン酸等の含有量など旨味につながる脂肪の質を評価する基準が採用されました。その部門で最高賞ということは、宮崎牛の美味しさが確かな評価をいただいたということ。国内外の消費者へアピールする上で絶好の結果となりました。

早速、16年ぶりに日本産牛肉の輸入が解禁となった台湾へ、他の産地に先駆けて輸出し、大好評をいただいています。今後、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや、本県で開催される国民文化祭などに向け、これまで以上に強力にPRしていきたいと考えています。

今大会は、特に高校生など若い後継者の活躍に目を見張るものがありました。新設された「復興特別出品区(高校の部)」では、高鍋農業高校が優秀賞1席(全国2位)に。小林秀峰高校は、本県初となる一般部門での出場を果たし、並みいる強豪を抑えて全国5位となりました。

両校ともに立派な成績を挙げたものの、高校生たちの目には悔し涙が光っていました。それは将来への希望の光。現地では、他県の牛も通る本県の牛舎前の通路を掃き清めたり、率先して水くみや他の牛洗いを手伝ったり、まさに牛もマナーも日本一!県を挙げて良い「牛」づくりに取り組むことで、素晴らしい「産地」を築き、優れた「人」が育っていることを実感しました。

日本一の宮崎牛は、畜産の世界にとどまらず、県全体の魅力発信や知名度向上にも大きく貢献いただいています。このたび、チーム宮崎をけん引した「第11回全国和牛能力共進会宮崎県推進協議会」に対し、県民栄誉賞を贈呈しました。

5年後の全共は鹿児島県での開催。さらなる高みを目指し、「チーム宮崎」の総力を結集して新たな挑戦です!

  • 宮崎県
  • 読者プレゼントはコチラから!
  • みやざきの肉料理レシピ

ページトップ
へ戻る