県広報みやざき

知事コラム

こんにちは!河野です

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

世界が注目するサーフィンの国際大会が、9月7日(土)から15日(日)まで、 宮崎市の木崎浜海岸で開催されます。約50の国と地域から約300名が参加予定。

この「2019 ISAワールドサーフィンゲームス」は、世界チャンピオンと国別ランキングを決定する世界選手権。 今回は特に、〈サーフィンのオリンピック選手が誕生する歴史的な大会〉となります。場合によっては史上初の!

つまり、来年の東京オリンピックから正式種目となるサーフィンでは、今大会が、その出場選手を選考する重要な大会と位置付けられているのです。アジア、アフリカ、ヨーロッパ、オセアニアの各エリアで最上位となった選手(男女計8名)が、大陸単位で出場枠を与えられ、オリンピック出場権を獲得します。

もし日本人選手がアジアの選手のうち最上位となれば、条件付きではありますが、日本人初のサーフィンのオリンピック選手が誕生することとなります。日本サーフィン界の輝かしい歴史が、ここ宮崎で刻まれるとなると、これは楽しみです。

また、オリンピック出場権の獲得には今大会への出場義務が課せられているため、世界のトップサーファーが(オリンピック以上に多数)参戦するのも楽しみです。その人気や発信力は桁違い。例えば、昨年の男子世界チャンピオン、ガブリエル・メディーナ選手(ブラジル)は、インスタグラムのフォロワーが何と754万人(今年3月時点)!アメリカのニュース雑誌 「TIME」の「世界で最も影響力のある100人」 にも選出されています。

そのような選手が本県のサーフィン環境や食などを気に入って発信してくれたら、そして、宮崎で出場権を得た選手が東京オリンピックで金メダルに輝いたら、それがもし日本人選手だったら、と考えていくと夢がふくらみます。

さらに、昨年、愛知県田原市で開催された前回大会では、日本代表チーム「波乗りジャパン」が国別で総合優勝しており、大会連覇にも大きな注目が集まっています。

この大会を一層盛り上げるため、延岡市出身でオリンピック競泳メダリストの松田丈志さんが大会アンバサダーに就任。また、9月7日(土)、8日(日)の2日間、音楽やビーチマーケット、カフェなどサーフカルチャーを楽しめるフェスティバルが、県総合運動公園で開催されます。

県内には、木崎浜以外にも全国屈指のサーフスポットが多数あり、サーフィンを目的に県外から移住してくる方も増えています。この大会を通じて、日本における〈サーフィンの聖地みやざき〉として確固たる地位を築き、国内外に発信されることを期待しています。私も二人の副知事もサーフィン体験をしました。こんな県は他にないはず(笑)!

今年からの3年間は、世界規模のスポーツイベントが国内で次々と開催される「ゴールデン・スポーツイヤーズ」。本県では、ラグビーワールドカップに向けた日本代表の強化合宿やイングランド代表の事前キャンプ、東京オリンピック・パラリンピックに向けたドイツ陸上競技チームや、カナダとイギリスのトライアスロンチームの事前キャンプが決定しています。

さらに、こうしてサーフィンやトライアスロンで国際大会が開催されるなど、本県のスポーツ環境が世界から評価されるようになってきていることを実感します。一段と高い次のステージに入った「スポーツランドみやざき」、その取組を魅力ある地域づくりや本県のさらなる発展に結び付けてまいります。

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