県広報みやざき

知事コラム

こんにちは!河野です

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

いよいよ今年、東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。世界最大のスポーツの祭典。昨年のラグビーワールドカップに続き、世界の注目が日本に集まります。

「スポーツランドみやざき」としては、事前合宿の受け入れや、本県の強みである木材や食材の提供などを通じて大会に貢献するとともに、本県のさらなる発展に結びつけてまいります。

木材では、新国立競技場の大屋根を支える部材として、「みやざきスギ」が使用されています。また、選手村のビレッジプラザにも県産材が提供されていて、大会後には解体された木材を県内で再利用する予定です。

事前合宿では、ドイツの陸上競技チームや、イギリスとカナダのトライアスロン・パラトライアスロンチームの受け入れが決定しています。それぞれ伝統を誇るスポーツ大国。大会での活躍とともに、ホストタウン交流の展開も楽しみです。

昨年は、東京オリンピックの予選を兼ねたサーフィンの世界大会が本県で開催されたほか、ラグビーワールドカップにおいて本県でキャンプを行った日本代表とイングランド代表が好成績を収めるなど、「縁起の良い」「結果の出る」合宿地であることをアピールすることができました。引き続き、本県の優れたスポーツ環境や食の魅力などを国内外に発信してまいります。

また、3月26日には、聖火リレーが福島県からスタートし、全ての都道府県を回ります。本県が聖火を迎えるのは、4月26、27日の2日間。県民一丸となって希望の火をつなぎ、大会に向けた気運を盛り上げていきたいと思います。

1964年の東京オリンピックでは、宮崎市の平和台公園が、国内聖火リレーの起点の一つとなりました。ギリシャで採火された聖火が本県に到着したのは9月9日。その前日、私はこの世に生を受けました。平和台公園は、私が4歳のとき、実家(広島県呉市)が営む家具店の社員旅行で訪れた場所で、今は私のウォーキングコースとなっています。不思議な縁を感じながら、知事として万感の思いで聖火をお迎えします。

東日本大震災から10年目となる今年、東京オリンピック・パラリンピックは「復興五輪」と位置づけられ、大会の開催を通じて被災者を元気づけ、復興を後押しすることとされています。

本県においても、口蹄疫や鳥インフルエンザの発生、新燃岳の噴火など相次ぐ災害に見舞われてから10年を迎えます。おかげさまで、県民の力を結集して厳しい状況から徐々に回復し、高速道路の開通など、新たな成長への追い風を受けている宮崎。聖火に照らされ、さらに希望に満ちた明るい未来が開けることを心から願っています。

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