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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 気になる数字があります。その1つ目。厚生労働省の平成22年国民健康・栄養調査によると、本県の〈肥満者の割合(男性20〜69歳)〉は44.7%。まさかの全国ワースト2位!
 これだけ豊かな自然や恵まれたスポーツ環境、新鮮で美味しい食べ物に囲まれていながら、この数字は残念でなりません。肥満は万病のもと。県民一人ひとりの健康寿命や医療費負担への影響も心配ですし、「スポーツランドみやざき」のイメージにも関わります。
 肥満の原因は、エネルギーの取り過ぎや運動不足、不規則な生活習慣など。県では、今年度から「みんながスポーツ“1130”県民運動」を実施します。〈1週間に1回以上、30分以上は運動・スポーツをしよう〉という呼びかけです。
 私は、朝1時間のウォーキングや水泳など、時間を見つけては体を動かすようにしています。肥満度を示すBMI指数は23.0(注・25以上が肥満)。ぜひ県民をあげて不名誉な肥満ワースト2位を返上していきましょう。
 気になる数字の2つ目は、がん検診の受診率。平成22年の調査では、胃がん7.4%、肺がん14.1%、大腸がん13.6%、子宮がん23.7%、乳がん6.7%。いずれも全国平均を下回り、あまりにも低い数字となっています。
 「がん(悪性新生物)」は日本人の死因のトップ。2人に1人が「がん」にかかり、3人に1人が「がん」で亡くなっています。高齢化の進展により、今後さらに増加が予測されます。
 がん対策は、早期発見・早期治療が基本。そのためにも、がん検診の受診率を上げていくことが大切です。当面の目標は50%。
 この2月定例県議会、議員提案により成立した「宮崎県がん対策推進条例」では、「県民は、市町村及び医療機関が実施するがん検診を積極的に受けるよう努めるものとする。」とされています。私は毎年人間ドックに入っています。健康でいきいきとした生活を送るため、できることからコツコツと取り組みたいものです。
 肥満もがん検診も、私たちの命に関わる問題です。健康面における〈命の自助・共助・公助〉を意識してみませんか。一人ひとりの心がけで、「健康みやざき」を築いていきましょう。

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