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県広報みやざき

【特集】地球温暖化防止の取り組み〜低炭素・循環型社会づくりを目指して〜

地球温暖化防止の取り組み
 現在、世界的な人口増加や経済活動の活発化によるエネルギー消費量の増加等に伴い、地球温暖化問題が深刻化しています。
 本県は温暖な気候や豊かな森林など、素晴らしい環境に恵まれていますが、この環境を将来の世代に受け継いでいくために、環境にやさしい持続可能な社会を構築する必要があります。
 県では、「宮崎県環境計画」の中で、「新しい『太陽と緑の国みやざき』」を目標に掲げ、太陽光発電をはじめとする環境にやさしいエネルギーの普及など、低炭素・循環型社会の実現を目指して取り組んでいます。

新エネルギービジョン策定
 県では、平成15年度に「宮崎県新エネルギービジョン」を策定し、太陽光発電やバイオマス発電などの新エネルギーの普及促進に努めてきました。
 このような中、東日本大震災以降の新エネルギーを取り巻く環境の変化を受け、今年度、一年前倒しで新たな「新エネルギービジョン」を策定することとなりました。
 本県は、全国トップクラスの日照環境や森林・農畜産バイオマス資源などに恵まれています。
 策定にあたっては、これらの新エネルギーの活用における高いポテンシャルを十分に活かすとともに、アンケート調査やパブリックコメントなどを通じ、県民の皆さまからもご意見をいただきながら検討を進めていくこととしています。
  旧リニア実験線上を活用した大規模太陽光発電所

太陽光発電の普及促進

 新エネルギーの普及を図るため、県では、昨年に引き続き住宅用太陽光発電システムの一般家庭への普及を目的とした、補助制度および融資制度を設けています。
 詳しくは、下記へお問い合わせください。
【補助制度について】

問 公益財団法人宮崎県環境科学協会 電話 0985(89)0007
【融資制度について】
問 県内の銀行・信用金庫の窓口



  住宅用太陽光発電システム

事業活動に伴う温室効果ガス排出量削減の促進

 県内で排出される温室効果ガスの多くは、電気や熱の使用により発生する二酸化炭素です。このうち、事業活動(産業・業務・運輸(自家用車を除く)部門)に伴うものは、約70パーセントを占めています。
 県では、「みやざき県民の住みよい環境の保全等に関する条例」に基づいて、一定量以上電気や熱等のエネルギーを使用している事業者の皆さまなどから、温室効果ガスの排出抑制に関する「計画書」および排出状況の「報告書」を提出いただいています。
 今般、対象事業者の拡大を図るなどの条例の一部改正を行い、より多くの事業者の皆さまに省エネなどの地球温暖化対策を推進していただくこととしました。

  本県の二酸化炭素排出量の内訳(平成20年度)
対象となる事業者
大規模な工場・事業場、スーパーなどの多店舗を有する事業者、コンビニエンスストアなどの
  フランチャイズチェーン
一定規模以上のトラック、バス、タクシー事業者 など

県民の皆さまへ
 県内で排出される二酸化炭素のうち、家庭から排出される割合は、約15パーセントと推計されています。
 皆さま一人ひとりが、日常生活において、電化製品のこまめな電源オフやエアコンの適切な使用、エコドライブなどを心がけることによって、エネルギー消費を削減し、地球温暖化防止に貢献することができます。
 まずは、無理なく、できる範囲で取り組んでみましょう。
取り組みの実践例

6月は環境月間です

 期間中、県では、環境フェスタ(6月22日・県立図書館)、食と環境にまつわる講演会(6月23日・県立図書館)などのイベントを開催します。
  これらのイベントにぜひご参加いただき、日頃何気なく使っているエネルギーの問題や環境問題について考えてみてはいかがでしょうか。
  また、6月17日・24日に住宅用太陽光発電をはじめとする「新エネルギー相談会」を開催します(7月以降も月2回程度開催予定)。ぜひご参加ください。

問 環境森林課 電話 0985(26)7084

みやざきの環境
  昨年の環境フェスタのようす
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