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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です いよいよ東九州自動車道「延岡〜宮崎」間の開通が目前に迫りました。「北浦〜須美江」間と「佐伯〜蒲江」間も、前倒しで整備される見込み。その結果、今年度中に、県内では宮崎市より北の区間がすべて開通し、来年度には、宮崎市から北九州市までの約320キロメートルが高速道路でつながる予定です。
 高速道路の整備は県民の悲願。約半世紀にわたり、70万人署名活動など、県をあげて取り組んできた成果が、ようやく実を結ぼうとしています。本県にとって歴史的な節目を迎えます。長年にわたる多くの関係者のご尽力に、また、国土交通省やNEXCO西日本など、お力添えいただいた関係の皆さまに深く感謝申し上げます。
 これまで、九州の西と東では、高速道路に加えて九州新幹線など、大きな格差が生じていました。ようやく東九州が1本の高速道路で結ばれることにより、ヒト・モノ・カネの流れが大きく変わり、経済活動、物流、企業誘致、観光、医療、防災など、あらゆる分野で可能性が広がります。細島港や九州中央自動車道の整備と合わせ、本県をはじめ東九州地域が大きく飛躍するチャンス。まさに「東九州の新時代」を迎えます。
 ただ、これで完成ではありません。引き続き、残された東九州道の県南区間や九州中央自動車道、都城志布志道路などの早期整備を目指し、強く要望してまいります。
 また、本格的な地域間競争にさらされることにもなります。単なる通過点となったり、ストロー現象で衰退したりしないよう、観光や食など地域の魅力を高め、工夫をこらし、この開通効果を最大限活用していく努力が必要です。
 昨年、大分県と共同で「東九州広域観光推進協議会」を設立し、連携して観光振興に取り組むこととしています。すでに延岡市と佐伯市の間で、「東九州伊勢えび海道」や広報連携協定など、さまざまな連携が進みつつあります。
 こうした県外との関係はもちろんのこと、県内の地域間でも時間距離が大きく縮まります。昨年末、私は妻と五ヶ瀬ハイランドスキー場を訪れ、雪質の良さや滑りやすさに感動し、海あり山ありという本県の多彩な魅力を改めて実感しました。東九州道の整備により、県内外からの利用客を呼び込むチャンスがさらに広がります。
 先人の努力の上に、私たちは貴重な交通インフラを手に入れます。この宝を、いかに宮崎の発展に結びつけるか。高速道路の整備効果を県全体に波及させ、本県振興の起爆剤とすること、これが将来世代に対する私たちの責務だと考えています。

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