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県広報みやざき


知事コラム こんにちは!河野です 2月に開催されたソチ冬季オリンピック。その熱戦の感動は、今も鮮やかによみがえります。メダリストの華々しい活躍もさることながら、あと一歩、二歩、メダルに届かなかった選手達の姿に、心打たれるものがあります。
 中でも、浅田真央選手と高梨沙羅選手。凄まじい期待と重圧を背負って臨んだ試合の後、その毅然とした姿が印象に残りました。まさに凛とした美しさ。4年後のピョンチャン冬季オリンピック、私は、高梨選手の金メダルを見届けて泣きたいと思っています。
 さて、今回も開会式では、白いトロイカや『戦争と平和』の場面の再現など、ロシアの歴史や文化などを紹介するパフォーマンスが行われました。
 私は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開会式、ぜひ「天の岩戸開き」を取り上げてもらいたいと願っています。
 この大会は、東日本大震災から力強く立ち上がる日本の姿を、世界に向けて、感謝の思いとともにアピールする場。 日本人がこれまで、ときに猛威をふるう自然とどう向かい合ってきたか、そして、いかに不屈の精神で将来に向けた希望の光を取り戻してきたか。そのことの象徴として、また、日本の精神文化の基軸をなすものとして、「天の岩戸開き」を、さらには、神話や神楽の世界を紹介していただきたいと思うのです。もちろん、そのことを通じて、「神話のふるさと宮崎」を国内外にアピールしたいという思いもあります。
 奇しくも6年後は、日本書紀編さん1300年。県をあげて取り組んでいる「記紀編さん1300年記念事業」の総仕上げの年。その集大成として、本県は国民文化祭の開催を要望しています。また、「天の岩戸開き」を含む高千穂の夜神楽をはじめ、県内で207を数える神楽について、ユネスコの「世界無形文化遺産」への登録を目指しています。
 そもそもオリンピック憲章では、「スポーツを文化と教育と融合させる」ことがオリンピック運動の原則とされ、大会開催時には、スポーツ競技のみならず、「文化プログラム」を行うことが義務づけられています。
 開会式で「天の岩戸開き」が紹介され、オリンピック施設などで実施される文化プログラムでは、神楽を披露する。そんな夢を描きつつ、これからも神楽の保存・継承・発信など、本県の伝統文化を大切に守り育てていきたいと思います。

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