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県広報みやざき

健康レポート


10月は臓器移植普及推進月間です。

 平成22年7月に「臓器移植に関する法律」の改正法が施行され、本人の意思が不明な場合でも、本人が拒否を示していない限り、家族の承諾があれば臓器提供ができるようになりました。また、15歳未満の方からの脳死下での臓器提供も可能になりました。
 臓器提供意思表示は、健康保険証や運転免許証裏面への記入、インターネットでの登録、保健所やコンビニエンスストアにある意思表示カードへの記入などでできます。この機会に、臓器提供について家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。


 

地域がん登録の開始について

 がん対策を効果的に進めるためには、「1年間にその地域でがんにかかった人の数」や「性別や年齢別のがんのかかりやすさ」、「生存状況」などの情報を集めることが必要です。
 県では、医療機関でがんと診断された患者さんの情報を収集し、データベースに登録する「地域がん登録」を平成25年1月から(一部の病院では平成24年9月から先行)開始します。
 がんにかかった全ての患者さんについて、がんの部位や治療などに関する情報が、医療機関から「地域がん登録室」に届けられます。
 この情報から、地域でどの位の人ががんにかかっているのか、どのような治療を受けているのか把握し分析します。
※地域がん登録は、県内の医療機関から直接届け出がされるため、ご本人やご家族が自ら手続をする必要はありません。

 

がん診療の宮崎県地域連携パスの利用について

 肺がん、胃がん、肝がん、大腸がん、乳がんの五大がんについて、主治医から外来治療や経過観察などが必要と判断された場合に、患者さんやご家族の了承を得た上で、手帳(宮崎県地域連携パス)が交付されます。
 手帳には、退院後に引き続き実施される治療や検査予定、受診の記録が記入されます。これにより、専門病院の医師、かかりつけ医、その他の医療機関などが患者さんの治療経過を共有でき、より適切な診療が可能になります。
 不明な点や心配なことがありましたら、医師や看護師、各病院の相談支援センター、医療相談室などにご相談ください。

問 健康増進課 電話 0985(26)7078
 

その咳、結核かも。

 結核は、過去の病気というイメージがありますが、日本では現在でも年間約2万2千人が罹患する国内最大級の感染症です。
 結核は、患者さんの咳やくしゃみによって空気中に排出された結核菌を吸い込むことによって感染します。ただし感染した人が必ず発病するわけではありません。感染しても、健康で体力があれば、結核菌の増殖が抑えられますが、免疫機能が弱ってくると結核菌が活動しはじめます。
 もし、結核を発症しても、毎日きちんと薬を服用すれば治ります。
 結核にならないために、また家族や友人に感染させないためにも、早期発見、早期治療が大事です。
 定期的な健康診断をきちんと受け、次のような症状が長く続く場合は医療機関を受診しましょう。
●咳(せき)が2週間以上続く
●痰が出る(血が混じる)
●体がだるい、微熱が続く

問 感染症対策室 電話 0985(44)2620
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