掲載開始日:2024年1月22日更新日:2024年1月22日
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みなさん、こんにちは!今回は、私たち宮崎県企業局の総合制御課運用担当にスポットを当て、その実情に迫ります。
ここ総合制御課では、22名のスタッフが働いていますが、うち10名が2名・5班体制で運用担当の当直員として、365日、雨の日も風の日も、台風の日も関係なく、三交代24時間体制で働いています。
総合制御室直員2名勤務中
私たちは、宮崎市の企業局庁舎の一室から、県内各地にある14の発電所・5つの送電線・4つの配電線を、また日向市の細島工業団地の15の事業者に工業用水を供給している工業用水道施設等を、リモートで常時監視制御しています。
良質の電力や工業用水道を安定して供給するために、周波数や電圧、pHや濁度以外にも、降水量やダムの貯水位、設備機器の動作状態や各種警報等、実に5千項目以上の情報に耳を傾け目を光らせながら、日夜奮闘しているのです。
私たちが一番困るのは、水が不足することです。水力発電も工業用水供給も、水がないとできないため、降雨状況や河川の流量、ダムの貯水池等を常に意識しながら、効率的・効果的に使っています。
河川水は、私たちが発電や工業用水としてのみ使えるわけではなく、農業用水や上水道などとして、多くの人の生活も支えているのです。したがって、河川水の適切な使用や元の河川への還元が、地域社会の持続可能な発展に寄与していると認識しています。
私たちは、常に変化する気象状況、河川やダムの貯水状況に対応するために、日夜奮闘しています。特に台風の襲来やゲリラ豪雨の発生時は、臨機応変な対応が求められ、大きな緊張状態が続きます。しかし、それらを乗り越えた際に得られる達成感や、地域に貢献できているという実感は、何物にも代えられない、やり甲斐を感じる瞬間でもあります。
私たちが、効率的かつ円滑に現場設備の常時監視制御を行うには、企業局内外の関係する部署や組織との連携は欠かせません。多目的ダムの貯水池運用や発電所・送電線等の停止作業、工業用水道浄水場の導送水ポンプの点検等、定期的なミーティングや情報共有が重要で、貴重な水の有効利用を支えているのです。
私たちの仕事は、ただ発電所や工業用水道施設をリモートで監視制御するだけでなく、地域社会や受水企業が喜んでくれることも、同じくらい大事であると認識しています。持続可能な未来への貢献を考え、常に日進月歩の技術や手法にアンテナを向けて、DXやゼロカーボンへの挑戦にとどまらず、防災や減災等にまで思いを馳せることも、重要な仕事の一つだと考えています。
私たちは、宮崎の豊かな水資源を守り、良質で安定した電力や工業用水を提供していくことが第一の使命と考えています。
休日夜間のふとした瞬間、どうぞ思い出してください。企業局庁舎の一室で、監視操作卓のディスプレイや総合監視盤を、真剣な眼差しで見つめている2名の戦士がいることを。
キャッチコピー・ロゴマーク
けんでんくん
(電気事業イメージキャラクター)
こうすいくん
(工業用水道事業イメージキャラクター)
ひとつせちゃん
(地域振興事業イメージキャラクター)
企業局総務課
〒880-0803 宮崎県宮崎市旭1丁目2番2号
電話:0985-26-9766
ファクス:0985-26-9754
メールアドレス:kigyo-somu@pref.miyazaki.lg.jp