トップ > くらし・健康・福祉 > 自然・環境 > 自然保護 > 指定希少野生動植物 > 指定希少野生動植物の概要(ベッコウサンショウウオ)

掲載開始日:2012年12月28日更新日:2022年9月29日

ここから本文です。

指定希少野生動植物の概要(ベッコウサンショウウオ)

名称

ベッコウサンショウウオ

ベッコウサンショウウオの写真

学名

Hynobiusstejnegeri

科名

サンショウウオ科

宮崎県カテゴリー

絶滅危惧1B類

重要度

A

環境省カテゴリー

絶滅危惧2類

分布

県外:熊本県、鹿児島県北部県内:山地に広く分布

生息環境

九州の脊梁山地を中心に標高250メートル以上の森林山地の源流域・渓流域を生育地にしている。近年分布が拡大している。

生息状況

5月に渓流域の岩石の下などに産卵し、孵化幼生は水中で約2年間を経て陸上に上がり、更に高度を高くして岩石の下などで生育し、全長が約140ミリメートルとなる。

減少の主要因

生息域の樹木の伐採、植林、造成による生息地の崩壊。幼生期は渓流・源流一帯の集中豪雨により生息個体が流亡し、著しく減少する。

選定の理由

日本固有種で九州の限定された山地に生息する。成体は、国産のサンショウウオの中では美麗で乱獲が危惧されている。

特記事項

日本固有の流水性の種である。

保護対策指針

  1. 生息地(繁殖地)の保護
    • 生息地の一時的な枯渇は、繁殖地の機能を失うおそれがあるため、沢の源流部の伐採・造成を防止するなど生息地(繁殖地)の保護が必要である。

関連するページへのリンク

お問い合わせ

環境森林部自然環境課自然公園担当

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-38-8489

メールアドレス:shizen@pref.miyazaki.lg.jp