指定希少野生動植物の概要（ヤクシマネッタイラン）

名称

学名

Tropidianipponica

科名

ラン科

宮崎県カテゴリー

絶滅危惧1A類

重要度

A

環境省カテゴリー

絶滅危惧1B類

分布

県外：四国（高知）、九州（長崎県、鹿児島県）、沖縄県内：県央、県南

生育環境

亜熱帯性照葉樹林内

生育状況

県中部は既に絶滅。県南に1カ所確認されているが1月50日以下となり現存個体は数株となっている。

減少の主要因

採取、伐採

選定の理由

現存個体は僅かで、保護の手だてなしには絶滅しかねない。商業目的に採取・販売されており、生育地の緊急保護を図る必要がある。

特記事項

宮崎県のシンボルとなっている照葉樹林の重要構成種

保護対策指針

1. 個体の保護
   • 盗掘を防止するための監視
   • 保護施設での遺伝子保存を図る。
   • 増殖技術の確立と管理
   • 生育状況等の調査とモニタリング
2. 生育地の保護
   • 生育地周辺の環境維持と改善
   • 特別規制地区の設定による緊急の法的保護
3. その他
   • 保護の必要性の啓発

関連するページへのリンク

• 宮崎県野生動植物の保護に関する条例第11条指定希少野生動植物について
• 宮崎県野生動植物保護基本方針