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知事コラム こんにちは!河野です

Miyazaki Wagyu

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

今年4月、うれしいニュースが届きました。マスターズ・トーナメントの歴代優勝者が集う「チャンピオンズ・ディナー」で、宮崎牛が提供されたのです。これは、昨年の大会で優勝し、慣例により今年のディナーのホストを務めた松山英樹選手に選んでいただいて実現したもの。

松山選手は、ダンロップフェニックストーナメントに8回出場し(2014年優勝)、トレーニング合宿で何度も来県されているご縁があります。そこで、昨年マスターズで優勝された直後、お祝いの宮崎牛とともに私から手紙を送り、「チャンピオンズ・ディナーで使っていただけるなら、最高の宮崎牛を提供します」と提案しました。また、2018年全米プロゴルフ選手権の覇者ブルックス・ケプカ選手が、翌2019年にホストを務めたチャンピオンズ・ディナーで宮崎牛を選び、その大会で連覇を達成したことも紹介しました。

松山選手の事務所からは、選手が食材を用意するわけではないので宮崎牛の提供は辞退するが、使用については前向きに検討したいとの回答がありました。とは言え、事前に相談や連絡もなかったため、半ばあきらめていたところ、まさか実現するとは!大いに驚くとともに感激しました。

マスターズはゴルフの4大メジャー大会の1つ。メインの食材として使われた宮崎牛は、メニューに「Miyazaki Wagyu」と明記され、世界の注目を集めることができました。ディナーに出席した選手から料理を絶賛するコメントも出されており、世界のトッププレーヤーに宮崎牛を評価いただけたものと誇らしく思います。絶好のアピールの機会をいただいた松山選手に、心から感謝申し上げます。

宮崎牛は、映画界最大の祭典、米アカデミー賞のアフターパーティでも3年連続で採用されるなど、世界的な知名度が高まってきています。コロナ禍にも関わらず、県産牛肉の輸出量は、470t(H30)、483t(R1)、686t(R2)と着実に増加しています。

今年10月には、5年ごとに開催される第12回全国和牛能力共進会が鹿児島県で予定されています。本県はこれまで、最高賞である内閣総理大臣賞を史上初となる3大会連続で受賞し、通算でも全国最多の4回獲得。日本一の称号は、国内外での認知度向上に大きく貢献しました。

全国的なレベルアップが進む中で厳しい戦いが予想されますが、今回の話題は、同大会に向け準備を進める関係者にとって大いに励みになるもの。この誇りを胸に刻み、内閣総理大臣賞をはじめ各部門の最高賞を目指し、これからも本県が全国の和牛生産をリードすべく取り組んでまいります。

第11回全国和牛能力共進会の表彰式の様子

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