県広報みやざき

県政トピックス①

神楽の保存・継承へ向けて
「全国神楽継承・振興協議会」 設立

10月11日、国立能楽堂(東京)において、神楽の保存・継承を目的とした「全国神楽継承・振興協議会」が設立されました。

神楽は日本の伝統芸能であり、全国には4,000を超える神楽保存団体があると言われています。
しかしながら、少子高齢化や人口減少などにより、各地で神楽の保存・継承が難しくなってきています。
そこで、「日本の神楽」を将来にわたって維持・発展させるため、全国最多4つ(※)の国指定神楽を有する本県が全国の神楽保存団体へ呼びかけ、協議会を設立することとなりました。総会には、オンラインも含め約160人が出席し、会長には高千穂神社宮司であり、高千穂の夜神楽伝承協議会の会長でもある後藤俊彦氏が選出されました。

※本県の国指定重要無形民俗文化財…米良神楽(銀鏡神楽)、高千穂の夜神楽、椎葉神楽、高原の神舞(かんめ)

同日、国立能楽堂で披露された村所神楽(西米良村) お問合せ みやざき文化振興課 電話 0985-26-7117

全国神楽継承・振興協議会の概要

1 設立の目的

  • ①全国の国指定神楽保存会の連携強化と交流による相互理解の推進(ネットワークの形成)
  • ②神楽の担い手育成と継承する環境の整備
  • ③ユネスコ無形文化遺産への登録による世界的評価の獲得

2 参加団体

全国40の国指定重要無形民俗文化財神楽のうち、20都道県の29神楽

鷲宮催馬楽神楽(わしのみやさいばらかぐら・埼玉県)、御園花祭(みそのはなまつり・愛知県)など

3 会長

高千穂の夜神楽伝承協議会会長 後藤 俊彦

4 事務局

宮崎県(教育庁文化財課)

5 目標

少子高齢化や人口減の影響で継承が困難になっている全国各地の神楽の保存・継承をはかり、地域振興に寄与する。

ごあいさつ

このたび、国指定重要無形民俗文化財に指定されている全国各地の主要な神楽関係者が一堂に会して神楽の全国協議会が結成されましたことは、我が国の文化と地域共同体の存続にとって画期的なことであり、改めて本会の結成にご理解とご尽力をいただいた皆さまに心からの感謝を申し上げます。
ユネスコ無形文化遺産登録を当面の目標として、全国各地に伝承されている神楽の保存継承と振興に、会員の皆さまと共に尽くしてゆく所存でございますので、皆さまのご指導とご協力を心よりお願い申し上げます。

全国神楽継承・振興協議会 
会長 後藤 俊彦

県では、本県の宝である神楽の魅力を広く発信するとともに、観光需要の回復や地域づくりにつなげていきます。

お問い合わせ
文化財課
0985(26)7250
  • 宮崎県
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