県広報みやざき

道が拓く 地域の輝く未来!
都城志布志道路 全線開通!

〈梅北工区(梅北IC〜金御岳IC)〉

都城志布志道路は、都城市の「都城インターチェンジ(以下、IC)」と鹿児島県の「志布志港」を結ぶ自動車専用道路です。
平成17年2月に鹿児島県区間の 「末吉IC~松山IC」 間開通から順次整備が進められ、令和7年3月23日に鹿児島県区間の 「志布志IC~志布志港」間が供用を開始し、総距離44キロメートルの全区間が開通しました!これにより、約70分を要していた「都城IC~志布志港」間の所要時間は、約40分に短縮されます。
都城志布志道路は、地域産業を活性化し、雇用を促進する「経済の道」、防災対策機能を強化する「防災の道」、広域医療を強化する「医療の道」として期待されています。

経済の道

都城市は、畜産業算出額が全国1位(令和4年)の畜産が盛んな市です。一方で、志布志港は九州最大の飼料ターミナルで、畜産業に不可欠な配合飼料(家畜のえさ)は、志布志港周辺の工場から都城市をはじめとする九州各地に輸送されていきます。
都城市までの輸送時間の短縮、都城ICから宮崎自動車道への接続によりさらなる物流の強化へとつながっています。
また、物流環境の向上も後押しとなり、都城市では平成23年度以降169社の企業が進出し、約4,400人の新規雇用が創出され、従業員の家族などを含めた転入者が大幅に増加しています。新たに工業団地の造成も行われており、今後、さらなる地域経済の活性化が期待されます。

防災の道

宮崎県は、南海トラフ巨大地震が発生した場合、日向灘沿岸地域で大きな揺れや津波が発生し、甚大な被害が想定されています。内陸部に位置し、「後方支援拠点」として震災発生時における被災地での医療救護活動や復旧活動の要となる都城市と、沿岸部に位置する志布志市が高規格道路で結ばれることで、被災地へのアクセス性が向上し、南九州における防災機能の強化が期待されます。

医療の道

都城志布志道路沿線の都城市、三股町、鹿児島県曽於市、志布志市は、都城市を中心市として、各市町が役割分担を行いながら、互いに連携・協力することにより圏域全体の活性化を図る「都城広域定住自立圏」を形成しています。
医療面においても、多くの住民が日常的に都城市内の医療機関を訪れて受診しており、広範囲の救急を支えるとともに、重症救急患者の医療を担う第二次救急医療施設「都城市郡医師会病院」が平成27年度に都城志布志道路の沿線に移転するなど、圏域の医療体制の強化が図られています。
都城志布志道路の全線開通は、医療機関へのアクセス性を高め、救急車などの運用効率や傷病者の生存率も向上するとともに、搬送時における揺れや振動が抑えられることでの患者の負担軽減が期待されます。

開通式典

令和7年2月15日に県内では最後の未開通区間だった「都城IC~乙房IC」間の完成に伴い、国土交通省主催の開通式典が開催され、河野知事らがあいさつ、テープカットを行いました。

お問い合わせ

道路建設課

0985(26)7180

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