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神楽の2028年ユネスコ無形文化遺産登録に向けた取り組みを進めています。神楽は、全国各地で独自に発展し、地域に深く根づいてきた、日本を代表する民俗芸能で、その数は4千を超えます。しかし、人口減少や少子高齢化などにより、その保存・継承が危ぶまれています。全国各地の神楽に活気をもたらし、未来につないでいくために、神楽のユネスコ無形文化遺産登録を目指します。
日本全国の各地域で継承
⇒全国に4,000以上の神楽が現存
北海道から鹿児島県まで、全国各地の風土に根ざして発展
我が国の地域社会を形成
⇒古来より神楽を中心として地域の絆が受け継がれる
日本の芸能の源流
⇒能楽の起源ともいわれ、歌舞伎にも影響
高い学術的価値
⇒重要無形民俗文化財(国指定)40件
「早池峰神楽」(岩手県花巻市):2009年ユネスコ登録
「佐陀神能」(島根県松江市):2011年ユネスコ登録
2つの神楽については既に個別にユネスコ登録されているけど、今回は日本各地にある「神楽」を一括でユネスコ登録することを目指しているよ。
「神楽継承・振興知事連合」設立 |
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今年3月24日、本県の河野知事が発起人となり、「神楽」の2028年ユネスコ無形文化遺産への登録を目指して、「神楽継承・振興知事連合」を立ち上げました。 ![]() ![]() |
ここでは国指定重要無形民俗文化財の神楽を紹介します。
神楽33番のうち夜明け頃に奉納される「岩戸開き」 に関する演目を重要としている神楽。
さまざまな土地の神様が登場する演目や、狩猟に関する演目が特徴的な神楽。
神仏混淆の古い形を残し、狩猟や焼畑など山の生活を反映した演目が多い神楽。
真剣を用いる演目が特徴的で、霧島連山に対する修験の影響を色濃く残している神楽。
宮崎県内には約200の神楽が伝承されています。各地を回ると、しつらえや番付、衣装などもそれぞれで違います。各地域で異なる神楽の魅力を発見してみてください。
お問い合わせ |
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文化財課 0985(26)7250 みやざき文化振興課 0985(44)7099 |