今年大ヒットした映画の主題歌、「Let It Go(ありのままで)」。様々なカバー曲が作られるなど、映画のみならずこのドラマティックな名曲も大ブレイクしています。
このたび、この曲の日本語バージョンを使い、「子育て同盟」を構成する11県の若手知事が出演した動画を作成しました。なぜか?
映画の中でこの曲が歌われるのは、ひた隠しにしていた魔法の力を暴発させた女王エルサが王国を逃げ出し、雪の女王として生きる決意をする場面。そのテーマは、ありのままの自分を受け入れ、自分らしい自分となって自分の力を活用すること。
この曲のメッセージが、子育てに思い悩む方々へのエールになるのではないかと、子育て応援ソングとして活用することになったのです。
各県で受け持ち場面を分担。できるだけオリジナル動画のとおり各知事が演じて映像を撮り、森まさこ少子化対策担当大臣にも出演いただき、それらをつなぎ合わせて動画を作成。全国知事会で披露するとともにネット上で公開しています。
私の担当は、後半の一節で、氷の城を完成させたエルサが、過去と決別すべく、女王の印であるティアラを放り投げる場面です。
できる限りオリジナルのイメージを再現すべく知恵を絞り、天井から形作られる氷のシャンデリアは、県庁前庭のワシントニアパームで表現。さすがに私の頭にティアラは使えないので、「悩み」と書いたハチマキで代用。ロケは県庁正門にて。
映像の出来栄えはともかく、何とか子育ての機運を高めたい、社会に強いメッセージを伝えたいという思いで始めたこの企画。〈完璧な子育てをしている人なんていない。肩の力を抜いて子育てに取り組もう。頑張り過ぎないで、大丈夫だから。〉少しでもこうした思いが伝わるよう願っています。
本県の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの数)は1.72で、全国第2位(H25)。前年の1.67から大きくポイントを伸ばしました。全国平均は1.43。父親の育児参加を促す「パパのイクメン手帳」の配布や、尾木ママこと尾木直樹氏を招いてのシンポジウム開催など、県をあげて「未来みやざき子育て県民運動」に取り組む中、一定の手応えが感じられる数値となりました。
今後とも、「日本一の子育て・子育ち立県」を目指し、県民一体となって、結婚、妊娠、出産、育児など、切れ目のない支援に取り組んでまいります。 |