INDEX

県広報みやざき

【特集】東九州自動車道開通で始まるみやざきの観光新時代


東九州自動車道を活用した県の取り組み
東九州自動車道を活用した観光誘客を推進
 県では、県内の魅力ある観光地をつなぐ東九州自動車道を活用した観光客誘致を推進するため、本県の魅力や新たな観光ルート等を情報発信するなど、さまざまな取り組みを進めます。
 

●大分県と共同で観光PR
 北部九州や中国・四国地方などを主なターゲットに、大分県と共同して観光PRなどを行います。

(1) 本県と大分県で、共通の観光パンフレットを作成し、東九州の観光の魅力をPRします。
(2) テレビ・ラジオ・新聞などのメディアを活用して、宮崎・大分の共同PRを行います。
(3) NEXCO西日本と連携し、県外観光客に向け、高速道路の定額利用や自由に乗り降りできる「大分宮崎ドライブパス(仮称)」を販売します。
(4) 北部九州や四国などの旅行会社に対するセールスなど、共同キャペーンを行います。
●大分県からの観光客誘致
(1) テレビ・ラジオ・新聞などのメディアを活用して、大分県に向けて観光PRを行います。 
(2) 東九州自動車道を利用した大分から宮崎へのドライブを促進するため、グルメ情報やおすすめスポットを紹介するドライブマップを作成し、大分県を中心に配布します。

 
愛媛県松山市で行った大分県との
共同観光セールスの様子
 大分県と四国間にはフェリーが4航路あり、四国地方は大分県を経由した本県への誘客が期待できる新たな市場です。

東九州自動車道開通を見据え観光案内板を設置  
川南パーキングエリアに
設置した観光案内板
 県内各地の観光地や観光ルートの紹介など、本県を訪れた観光客へわかりやすい観光情報を提供します。
 東九州自動車道の北九州までの開通を見据え、観光案内板のデザインを一新し、パーキングエリアなどの交通拠点や観光施設に新しく設置します。
県観光推進課には、大分県庁職員の井上耕介さんが人事交流職員として派遣されています。井上さんに宮崎と大分両県が連携する効果を説明してもらいます。【両県が高速道路一本でつながることで、県境をまたいだ周遊観光が可能になります。それにより、神話や温泉などの両県の魅力を活用した新たな観光ルートが提案できるといった効果が期待できます。これから、新しい「東九州の旅」が誕生していくと思うと楽しみですね!】


魅力ある観光地づくり
 県内には、東九州自動車道の開通や、地域にある素材を利用して誘客しようと、「魅力ある観光地づくり」に取り組む地域や団体があります。
 県では、このような取り組みを支援し、地域資源の磨き上げを推進します。
ひむか日豊海岸観光推進協議会(延岡市・門川町・日向市)

 日豊海岸国定公園区域は、豊かな海の資源に恵まれ、神話・歴史・文化遺産などの古代ロマンにあふれた地域です。
 同協議会では、これまで知られていなかった地域の魅力をより多くの方に認識してもらうため、新しい観光ツアーなどの企画に取り組んでいます。
 クルージングや工場見学などを組み合わせたツアーは好評で、東九州自動車道の開通効果もあって、北部九州や関西地区の旅行会社からの問い合わせも増えています。
今年は「ひむか日豊海岸歴史ロマン・伝統文化にふれる旅」と題したツアーを企画し、既に20団体1,000人以上の参加予約を頂いているところであり、精いっぱいおもてなしの心で受け入れしています。[ひむか日豊海岸観光推進協議会 山本 達雄 事務局長]
  遊覧船でのクルージングの様子

北きりしま田舎物語推進協議会(小林市・えびの市・高原町)

 「北きりしま地域」は霧島連山の雄大な眺めと、のどかに広がる田園風景など豊かな自然に恵まれた地域です。
 同協議会では、野菜の収穫や家畜の世話など、農家の生活を体験できるさまざまな体験メニューを用意し、農家民泊や日帰り体験を受け入れています。
 昨年から県外の修学旅行生を受け入れており、今年度は関東や関西から7校を受け入れました。
県内各地で農家民泊に取り組んでいます。宮崎県の新たな体験型観光として、みんなで盛り上げていきましょう![北きりしま田舎物語推進協議会 冨満 哲夫 会長]
  修学旅行生の農業体験の様子

癒しの国みやざき観光ボランティア協議会
 観光客に地域の魅力を紹介する観光ボランティアガイドは、本県観光の大きな力となっています。
 特に、日向神話の説明などは県外観光客からも好評です。
 同協議会には、県内16のガイド団体500人以上の方が所属し、各地域で活躍しています。
ボランティアガイドは、地域住民の代表という気持ちで観光客の方に接しています。丁寧なおもてなしがリピーターの獲得につながります。 [癒しの国みやざき観光ボランティア協議会 岡田 勝運 会長]


東アジアなど国外からの観光誘客
 県が策定した「みやざき東アジア経済交流戦略」に基づいて、国際定期便のある韓国、台湾を中心に、メディアを活用した本県の知名度向上やセールス活動を強化します。
 また、中国に向けては富裕層向けのゴルフプロモーション、香港に向けては大手旅行会社とタイアップした観光キャンペーンの実施などにより、一層の観光客誘致に取り組みます。
 さらに、近年、ビザ要件の緩和などで訪日需要が大幅に増加してきている東南アジア地域に向けては、九州観光推進機構などと連携し、シンガポールやタイを中心に九州観光説明会の開催などにより、観光客誘致への取り組みを進めます。
台北駅でのPR広告掲出の様子タイでの九州観光説明会の様子

●Wi-Fi設置支援
 日本を訪れる外国人からWi‐Fi環境への需要が非常に高まっているため、外国人観光客のおもてなし向上のための具体的な取組計画を作成するホテル旅館などに対して、Wi‐Fi環境の整備費用の一部を支援します。

問 公益財団法人みやざき
観光コンベンション協会
  電話 0985(26)6100
Wi-Fiとは、無線でネットワークに接続でき、電波が届く範囲なら、スマートフォン、タブレット端末などを用いて、どこでも高速ネットワーク通信が可能となる技術のことです。
●大型クルーズ船入港に対応
 13万トン級の大型クルーズ船でも入港が可能な水域と水深を備えている油津港に、防舷材や係船柱などの係留施設を整備し、油津港が南九州における大型クルーズ船の拠点となるため誘致活動を進め、外国人観光客の受け入れを図ります。
油津港大型クルーズ船(ボイジャー・オブ・ザ・シーズ号)

 国内外のお客様に県内を周遊してもらい、満足していただけるよう「日本一のおもてなし」を県民一体となって作り上げていきましょう。

問 観光推進課   電話 0985(26)7103
TOP


| 特集 | 県政トピックス | 常在危機 | 知事コラム | 健康レポート | 神話のふるさと みやざき | 情報アラカルト |
| 旬感グルメレシピ | 県政番組・県広報のお知らせ | 読者プレゼントコーナー | 宮崎県の推計人口と世帯数 | 県政フォトニュース |