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掲載開始日:2024年5月2日更新日:2024年5月23日

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令和6年度「知事との本音トーク」地域版(第1回)

内容

開催日時など

開催日時

令和6年5月22日(水曜日)午後1時30分から午後3時まで

場所

大王谷コミュニティセンター大会議室

テーマ

日向市の将来像と直面する課題

参加者

日向市の皆さん12名

本音トークの内容

知事挨拶

  • 本日は、「知事との本音トーク」にご参加いただき、心から感謝申し上げる。県政推進においては、「対話と協働」を重視し、市町村の皆さまとの意見交換を通じて、そのフィードバックを県政に反映する取り組みを行なっている。
  • 「知事とのふれあいフォーラム」は今年度より「知事との本音トーク」に名称変更した。本音トークとしての記念すべき1回目をここ日向で開催でき、大変うれしく思う。
  • 日向は海と山の結節点で、海運も含めた交通面でのアドバンテージがある。もちろん南海トラフなどへの対策も必要にはなるが、この結節点というところをもっと生かしていくのがこの地域のさらなる発展に大きくプラスになると思う。
  • 東郷町出身の吉川宏志さんが、短歌界で最も権威ある賞とされる「迢空(ちょうくう)賞」を受賞されたという明るい話題もあった。
  • 本日は、皆さまからの意見をお聞きしたいと思う。日向市の今後のあり方、現場の思いを率直にお聞かせいただきたい。この地域の、そして宮崎の将来を考える実りある時間にしたい。

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本音トークの様子

集合写真

知事

市民の皆さま

対話

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主な意見など

日向市の将来像と直面する課題

  • スポーツ環境日本一への挑戦に関心を持っている。日向市は県南の都城や日南に比べ知名度が低いと感じる。県全体でスポーツに力を入れるということであれば、合宿やファンの方々も日向市に来ていただけるようになると思う。しかし、特急が止まり、高速も走っているとはいえ、東郷町などの山間部を含めて日向市を回ってもらうには交通の便が悪い。今以上に利用しやすい交通環境が必要である。
  • 県北に保育士あるいは幼稚園教諭の養成拠点を作れないか。県北にないため、一度宮崎市の学校に進んで、そのまま宮崎市内の方に就職するという流れがある。県内に戻って保育の職に就いたら奨学金の負担を援助してもらえる仕組みは現在もあり、非常に有効だと感じている。保育士自身も結婚、出産などを経験するが、職場復帰の際に保育士の子どもの保育料を軽減する仕組みがあると、職に戻りやすく、将来設計の不安も減って定着につながる。
  • 介護職の人材不足は深刻である。県内も自治体ごとに大きな差があると実感している。自分たちでやれる限界が来ており、自分たちの地域を自分たちで守るために何が必要なのか、問題が多様化しており、なかなかその一つ一つに向き合えない。スポーツや観光のように、わくわくするような福祉の取り組みが何か展開できないか。
  • 日向商工会議所は昨年50周年を迎えた。商工会女性会は行事への出席率も良く、商工会の全国大会などにも参加している。県外に出向く際、すごく有名なところに行くのではなく、あえてそうではないところに行くと、新たな気付きや発見があったりする。そういう地域でおばあちゃんがふるさと納税の商品を作っていたりして、大企業でなくても世の中に発信できる商品がある。そういうものが宝だと感じている。自分たちも自分たちらしい商いをしていきたい。
  • 日向市文化連盟の平均年齢が70歳となり、後継者の育成が課題になっている。伝統文化の親子教室なども毎年開催しているが、参加者が年々減っている。伝統芸能文化に対しての興味の薄れを実感している。小学校教育の中に文化芸能を入れてもらえると良い。
  • 宮崎は神話もあり、古事記などでもルーツとして語られている。県民、市民がそこに興味を持ってくれるようなイベントを行政と力を合わせてやれたら良い。
  • 建築業も厳しい状況である。資材価格が高騰する中、銀行からの融資もおりず、住宅が建てられないという人が多いため、建築の仕事がない。国が推進する住宅の基準に合わせようとするとどうしても高くなる。行政の方で補助金など検討してほしい。
  • 子どもが県外に出てこの先空き家になりそうだという高齢者も多い。空き家の活用が必要であるが、行政から空き家持ち主の情報を提供してもらえる仕組みがあると良い。
  • PTAは任意団体であるが、自動的に加入することが常態化している。PTAの会員自体が減っていく中、不要論も出てきている。それでも、子どもたちの健全な育成や学校のサポートをするための組織は必要である。目を背けずに向き合わなければならないと感じている。
  • 県外の市で、認定こども園の一部が「保育園枠」で通う園児を「幼稚園枠」に移すことで、国などから給付金を通常より多く得ている問題について、宮崎県でも同様の話があるのではないかと考えている。国への提言および県内の調査を行い、補助金の適切な使用を促してほしい。
  • 消防団員の減少が課題になっている。一度退団した団員にまた再入団してもらって団員の確保を図っている。女性部は実際の災害現場には行かないが、できることとして、市の避難所運営の手助けを行うことなどを検討している。団員を増やすためのアイデアが必要である。
  • 区の班長の高齢化が進んでおり、認知の入られた班長も複数いる。避難訓練なども行なっているが、訓練にならないケースもある。災害発生時のことを考えると、地域コミュニティーの高齢化は皆さんが思っているより深刻である。災害時の避難所運営などのソフト面の整備について関係者を集めた話合いの場が持てると良い。
  • 木材耐震診断や耐震改修を行なっているが、その改修が必要なのは高齢者の方の住宅が多い。補助金も出ているが、残りの負担金を出せない方も多くいる。改修するのはその方々の命を守るためであると同時に、建物が倒れて通行する人に被害が及ばないように、災害時の妨げとならないようにするためでもある。補助金のさらなる拡充が必要だと感じる。
  • 商工会青年部も設立以来、今が一番会員数が少ない。20代の若者の流出が激しい。外を見て、いろいろな経験を積んでもらうのは良いことであるが、地元日向がやはり好きだと思ってもらえる若者を一人でも増やしたい。人口減少の中でも、特に若者の流出についての県としての取組を聞かせてほしい。

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知事総括

  • 本日は、皆様からのご意見やご要望を総括的に伺ったが、日向市の課題を深く理解するとともに、日向市の可能性を強く感じた。
  • 日向市は細島港を持っており、産業面での優位性がある。また、サーフィンや短歌の聖地としてのアピールもできると期待している。
  • 全体を通して、人材確保や後継者問題など高齢化が進む中での社会のあり方をどう保っていくのかが大きな議論のテーマだったと感じている。宮崎の強み・日向の強みを磨いていくことによって、人口減少の中にあっても充実した生活が送れるような力を合わせての仕組みづくりをこれからも進めていきたい。

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日向ひょっとこ祭りについて

8月2日(金曜日)から3日(土曜日)にかけて今年で41回目となる「日向ひょっとこ祭り」が開催されます。熱心なファンや市民の方の手によって規模が次第に大きくなり、今では宮崎を代表するお祭りの一つとなっています。

参加いただいたひょっとこ祭り実行委員会の方から「ひょっとこオリジナルTシャツ」をいただきました!皆さまもTシャツを着て、日向の暑い夏を盛り上げましょう!

知事賞面写真知事写真後ろ

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