掲載開始日:2026年7月10日更新日:2026年7月10日

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宮崎県知事定例記者会見(2026年6月30日)

項目

 配布資料

「アメリカ宮崎県人会創立50周年記念式典」参加に伴う訪米について

私からは1点発表事項がございます。

アメリカ宮崎県人会の創立50周年記念式典参加に伴う訪米についてであります。ロサンゼルスにありますアメリカ宮崎県人会が、50周年を迎えられたということで、この式典に県から参加するとともに、現地のスーパーやレストランにおいて、県産品のセールスを行います。

式典は7月11日にロサンゼルスで行われます。宮崎からは日隈副知事、外山県議会議長、さらには鈴木宮崎市議会議長や宮崎大学の鮫島学長などが参加の予定であります。現地側は、領事や市長等の要人や各県人会の関係者が参加されることになっております。50年という大きな節目ですので、これまで県の事業でありますとか、県人会の発展に貢献された方に知事表彰を行う予定としております。残念ながら、私は業務の関係で参加できないところでありますが、この一行の行程は7月10日から14日までの2泊5日であります。

式典に参加する他は、日系移民の方が眠る墓地の参拝、さらには先日連携協定を結んだ日系現地スーパーのミツワや宮崎牛を取り扱うレストランを訪問し、セールス等を行うこととしております。

ロサンゼルスの県人会は、メンバーの方がいろいろと働きかけをしてくださって、アカデミー賞のアフターパーティーで宮崎牛が取り扱われるようになったことでありますとか、私も以前、焼酎や宮崎牛のプロモーションを領事公邸などで行ったところでありますが、様々な形で本県の県産品の販路拡大、また魅力の発信に協力いただいているところであります。県人会の世界大会でも、ロサンゼルスの県人会の皆さんも含めて、多くの方々に参加いただき、県人会と連携することで本県の更なる発展に結び付けていきたいという思いのもと、連携を深めているところでございまして、しっかりとアメリカ県人会とも絆を深めて、今後の施策の展開を図ってまいりたいと考えております。

先日の台風接近に伴う被害について

発表事項は以上でありますが、先日、2つの台風が接近したときには、県内でもかなりの降雨量があったところであります。椎葉村内では、国道265号の路肩が決壊しているという報告を受けているところであります。地域の皆様には、大変ご不便をおかけしているところでありますが、早期の復旧を図ってまいりたいと考えております。

今年は、1月から毎月台風が発生しているという状況で、エルニーニョの発生なども背景に、台風の数が例年以上になると見込まれることが指摘されておりまして、今後、本格的な出水期、台風シーズンを迎えますので、警戒を強めていく必要があろうと考えております。私からは以上であります。

質疑応答

「アメリカ宮崎県人会創立50周年記念式典」参加に伴う訪米について

(MRT)

今回のアメリカへの訪問について、式典への参加だけではなく、レストラン等でのセールスもあると思うのですが、そこで期待されている成果について教えてください。

(知事)

ロサンゼルスを中心とする西海岸は、日系の皆様のベースがありますし、アメリカという大きなマーケットを考えたときに、入口としてとても重要だと考えております。ジェトロの協力のもとで、焼酎の輸出促進協議会を設置したり、先ほど申し上げましたように、領事公邸でプロモーションを行ったり、さらには外務省が設置するジャパンハウスでプロモーションを行ったりもしております。今回は県人会の大きな節目の記念式典が行われるということをきっかけに、さらに現地の皆様と連携し、さらには日系現地スーパーのミツワとは、県産品の販路拡大に向けて連携を深めておりますので、この機会にさらに連携を深める取組を進めていきたいと考えております。

(MRT)

参加者として宮崎大学の学長も同行されるということですが、この狙いは何でしょうか。

(国際・経済交流課)

宮崎大学さんにつきましては、今回我々の方から、県人会50周年式典について幅広くご案内させていただいたところ、ご参加という回答をいただいています。基本的にはこれだけではなく、現地の大学との連携を深めるという幅広い取組の中で、今回訪米されるというように伺っております。

(MRT)

先ほど調べたら、アメリカの他にもたくさん海外の県人会があるということを知りまして、こういった記念式典に参加する基準というか、これまでの参加実績などはいかがでしょうか。

(知事)

ブラジルなども5年ごとの式典に、知事ないし副知事、または担当部長がこれまで参加しております。規模の大きい海外の県人会のこういった節目の式典には参加して、より連携を深めていくという取組を進めているところです。

(宮崎日日新聞)

県産品のセールスを行うとありますが、具体的にどういった県産品のセールスを行うのでしょうか。

(国際・経済交流課)

まず焼酎でございます。もう1つは宮崎牛になります。それから食品の加工品です。今回ミツワで宮崎フェアを開催していただく形になっておりますので、そういった県産品等を現地でセールスする予定です。

(宮崎日日新聞)

知事表彰を贈られるということですが、どういった方に贈られるのでしょうか。

(国際・経済交流課)

県人会50周年ということで、その県人会の活動にご尽力いただきました会長や副会長、あるいは先ほど知事から発言がありましたが、宮崎牛をアカデミー賞のアフターパーティーで採用いただくきっかけを作っていただいた方など、県人会の活動や県産品のPR等にご貢献いただいた方10名の表彰を予定しております。

(宮崎日日新聞)

知事は業務の関係で参加されないということですが、どういった業務の関係でしょうか。

(知事)

いろいろな他の公務と重なっております。これまでのアメリカ県人会の節目の式典について調べてみましたら、20年、30年、40年とありますが、副知事ないし部長が参加しているところであります。今回50年という大きな節目にあたるものですから、ぜひ参加をという想いもあるのですが、やはりなかなかこの時期、いろいろな予定が重なっております。

(宮崎日日新聞)

今回の訪米について、全体的な事業費と、効果としてスーパーやレストランでの販路拡大を狙うということですけど、もう少し具体的に、宮崎フェアみたいなものを年何回やっていただけるようにお願いする、常設を依頼するなど、もう少し販路拡大に関して具体的に踏み込んで考えていることがあれば教えていただいていいでしょうか。

(国際・経済交流課)

おっしゃる通り販路拡大のための取組として位置づけているところです。これにつきましては、昨年知事が訪米した際に、ミツワさんと連携協定を結んでおります。その連携協定に基づいた取組ということで、今回、宮崎フェアを開催していただくことになっておりまして、現状について意見交換させていただき、また来年度も継続して宮崎フェアを開催していただけるような形を今回の目的としております。そのフェアの継続の中で、定番取引に繋がるような仕組みづくりというところを、今回副知事の方からアピールしていきたいと思っております。

宮崎牛に関しましても、アメリカへの輸出を巡る他県との競争が激しくなってきておりますので、しっかりと宮崎牛のアピールをしていきたい。それによって定番化や取引の拡大というのを目指していきたいと考えております。

日本政府と「メルコスール」の経済連携協定締結に向けた交渉について

(宮崎日日新聞)

日本政府と「メルコスール」、南米の関税共同市場とのTPP交渉に関して伺わせてください。現時点でまだ品目ごとの関税など、全然具体的なことがない中での質問で恐縮ですけれども、一般論として宮崎の事情も踏まえた上で、期待される効果と懸念される影響について知事のお考えを伺わせてください。

(知事)

この動きについて報道で目にしておりまして、大変懸念も抱いているところであります。国全体としては貿易の促進、重要資源の安定確保ということでの関係構築という大きな目標があるというように、報道で承知しているところでありますが、やはり南米といいますと、肉を中心とした農産物です。本県の農産物とのバッティングといいますか、そういった影響というものが、特に牛肉を中心として懸念されるところであります。さらにはブラジルだったですかね、口蹄疫等の家畜疾病への対応ということも警戒が必要な国だという認識をしておりまして、今後どのような交渉が進展するのか、進展の内容によってはもちろん宮崎の、そして日本の農業を守るための対策ということも強く求めていく必要がある。現在はそのような状況を注視している段階であります。

(宮崎日日新聞)

今後、JAグループから、この貿易交渉に関する要望なども予定されていると思うのですが、改めてどういった姿勢で交渉に臨んでほしいかということと、県として、今後どのような対策を打っていくことが考えられるのかということ、現時点でのお考えを教えてください。

(知事)

今申し上げましたように、大局的な観点から国の判断で、こういった交渉を進めようとされている中で、やはり農業を守っていくということ、食料安全保障というものが大きく課題となっていることを踏まえ、食料の安定供給そして農業の振興に影響が及ばないような交渉であったり、対応というものを強く求めていくことになろうかと思います。

教職員の不祥事について

(宮崎日日新聞)

教職員の不祥事が相次いでいることについて教えていただきたいのですが、3月に7人の懲戒処分が発表されて、先週金曜日に6人の懲戒処分が発表されました。知事としてこの現状をどう受け止めてらっしゃるのかと、教育委員会に対して何か対策を指示するような考えがあるのか教えていただけますか。

(知事)

子どもたち、そして子どもたちを通わせている家庭の信頼というものは、大変重要であろうかと考えています。残念な不祥事が続いているということを重く受け止め、教育委員会においては、再発防止を徹底いただきたいと考えております。任命権者である教育委員会の方で、しっかりと対応を図っていただきたいと考えております。

(宮崎日日新聞)

不祥事の内容も横領、わいせつ行為、体罰、セクハラなど、内容が多岐にわたっていると感じるのですが、その辺りを知事はどのように受け止めてらっしゃいますか。

(知事)

しっかりとそういった実態を重く受け止めて、再発防止に努めていく。そのことが大事であろうかと考えております。準公金等の取扱については、以前も教育委員会のみならず発生しているところですが、ダブルチェックの仕組みづくりが重要ではないかということが、これまでも指摘されているところでありまして、今回の事案においてそういった体制ができていたのかということ。セクハラ、パワハラの問題にしても、根絶するためのさまざまな研修の機会等もあったということでありますし、そういったものを改めて徹底していくことが重要だと考えています。しっかりと信頼回復に努めていただきたいと考えています。

次期宮崎県知事選挙について

(宮崎日日新聞)

知事選まで半年を切りました。公約、政策提案の発表時期というのは、前回は11月だったと思うのですが、今回はどのくらいのタイミングを目途にとお考えになっていますでしょうか。

(知事)

現職として現在、仕事、そして政策に取り組んでおりますので、その進捗状況や今後の4年間で求められることをよく整理しながら、今、いつの時点でという目途がついているわけではありませんが、まずは、足元の任期中の仕事に集中しながら、今後についての政策というものもより整理をしていきたいと考えています。

(宮崎日日新聞)

もう1点、それぞれの方の公約はまだ出揃っていない段階ですが、現時点でどういったところが争点になってくるのか、お考えをお聞かせください。

(知事)

宮崎が直面する様々な課題、インフラ整備の遅れや、それから特に中東情勢が暮らしや経済に影響を及ぼしている状況の中で、そして、進行する人口減少に対してどのように持続可能な地域を作っていくのかということ、現在も取り組んでいることではありますが、さらに今後の状況も見据えながら、どのような手が打てるのかということ、そういった政策が課題になってこようかと考えています。

都城市の農場で発生した豚熱に関する調査結果について

(NHK)

農林水産省が先日、4月に都城の養豚場で発生した豚熱について、野生動物由来のウイルスの侵入リスクがあったとする調査結果を公表したと思うのですが、そういったことを踏まえての受け止めや今後どう対策していくかという考えを教えてください。

(知事)

その調査結果について、現時点で詳細に把握しておりませんが、いずれにせよ野生のイノシシでこれだけ感染の広がりが見られている中で、最終的な農場防疫、改めてその徹底が必要だと、重要だということを調査結果も示唆しているのではないかと、ご指摘の中で受け止めたところであります。引き続き県内各地で野生のイノシシから感染が確認されております。農家の皆さんには、最終防疫としての農場防疫の徹底を改めてお願いしたいと考えております。

賃金の地域間格差について

(毎日新聞)

知事選に絡んでですが、先だって、いわゆる賃金格差について、東京と宮崎の間に月額で15万円の差があるという報道がありました。もちろん家賃や物価水準など様々なファクトがあるのですが、それでもやはり厳しいと言わざるを得ないのかなと思います。他の方々もまだ具体的な政策は、お出しになっていませんけれども、選挙の上ではやはり県民にとって目に見える課題として、ある種政治の責任というものもないわけではない世界だと思うので、最低賃金については、全国の知事の中では積極的に踏み込んで、上げていけというように発破をかけてらっしゃる知事もおられる。ただ知事が言ったからといって上がるものではないとは思うのですが、そこら辺の東京との賃金格差及び宮崎の最低賃金が低い水準にある。そういった相対的な宮崎の地位について、どうしていこうということも、今後発表される政策の中では大きなウェイトを占めていくと考えてよろしいでしょうか。

(知事)

まず分析からでありますが、今、最低賃金のご指摘がありました。やはり人材確保という面からも、賃金の引き上げというものが、全国的な課題となっているという認識は受け止めております。その一方で、事業者にとりましては、賃上げのための原資の確保というものが重要になってまいりますので、現在、県としても賃上げ原資を確保するための様々な支援策に取り組んでおり、引き続き、そういった対策を進めていく必要があるということと、最低賃金自体の決定の仕方については、地方審議会で政労使の地域の事情も踏まえた審議により決定されるということでありますので、その決定プロセスを大切にしていく必要があろうかと思います。プロセスは大事にしつつ、しっかりと賃上げ原資が確保できるような、稼ぐ力というものを高めていくことが、今後の政策としても極めて重要になってくると思います。稼ぐ力を高めるために、やるべきことはたくさんあろうかと思います。遅れているインフラ整備をさらに進めていくことも重要であろうかと思います。東九州道が北九州から宮崎市まで開通して、その経済波及効果は1.6兆円というような試算も出されておりましたが、ようやくこの10年でそういった整備が進み、いろいろな効果が出て、企業立地も進んでいますので、さらにそういったところを後押ししていくことが、県全体の稼ぐ力を高めることにもなろうかと思います。

今回15万円というような非常にインパクトのある数字が出ておりますけど、本県の稼ぐ力についてのいろいろな指標が他にもあろうかと思います。1人当たり県民所得や県内総生産などは、長い目で見ると、それぞれ上昇傾向にあるということではありますが、全国順位の問題。それからやはり全国と比べても低く出ているのは、大きな企業や製造業の立地という面で、本県の弱い部分が表れているのだろうと思います。引き続き、本県の強みを生かしながら稼ぐ力を高めていく。農林水産業でありますとか、観光面、それから製造業などの誘致、そして成長企業を支援する取組など、挙げていけばいろいろな経済対策は全てそこに関わってくるわけでありますが、引き続き取り組んでいく必要があることを改めて強く感じております。

バス基金について

(宮崎日日新聞)

バス基金について教えていただきたいのですが、昨日地域公共交通協議会があって、バス基金が終了することを受けて、課長さんの方から来年度以降も同水準の支援の継続を検討するというお話がありました。知事としてはどんな思いでそういった方針に至ったのか、教えていただきたいです。

(知事)

地域の足を守っていくこと、地域交通の維持充実は重要課題だろうと思います。先ほどの経済の文脈でも申し上げましたが、人口減少が進む中で、地域で安心して暮らしていくことができるためには、地域交通、公共交通の維持充実を図っていくこと、その中でバスの果たす役割というのはとても大きいものがあると思います。これまで、県は広域的なバスルートに対するいろいろな支援に取り組んでまいりましたが、市町村内における地域の足を守る取組についても、市町村と連携しながら様々な支援に取り組んでいるところでありまして、財政負担は生じますが、引き続き市町村と足並みを揃えて、地域の重要なテーマである地域交通を守るための取組を、さらに踏み込んで展開していきたいと思います。

(宮崎日日新聞)

以前、県と市町村長さんとの意見交換会を取材した際も、首長さんから支援の継続を求める声が複数挙がっていたように記憶していますが、やはりそういった地元からの声を受けて、知事が判断したということでしょうか。

(知事)

確かに連携会議でも具体的な指摘がありましたし、地域での意見交換の際も、やはり必ず交通の問題については、鉄道、バス、そしてタクシーなど、切実な要望として伺っているところであります。なんとか事業者と連携しながら、地域の足を守っていく取組を進めていきたいと、重要課題として考えております。

(宮崎日日新聞)

支援の枠組みについて、基金の継続や単年度の予算措置など現段階で構想があれば。

(知事)

その手法については、現在整理しているところですが、方向性としては市町村と連携しながら、なんとか守っていこうという方向性を今回打ち出したところです。

公共交通について

(西日本新聞)

公共交通網についてですけれども、知事ご自身は、例えば昨年どのくらいJRにお乗りになったり、バスに乗ったりということがあったのでしょうか。またお乗りになっていたとすれば、どのようなことをお感じになっているかお聞かせください。

(知事)

JRには、吉都線や日南線の魅力を発信するという県政動画の収録で乗りました。バスについては日常的に、宮崎の街中と公舎間の移動で乗っております。水曜日に乗った時に半額になる制度も先日使ったところであります。私が乗る路線は比較的、夜の時間も通勤・通学の方が乗っておられる一方で、特に中山間については、自分が直接乗るということではありませんが、現場に行ったときに、ほとんど乗客がおられないバスの姿を見ており、でもそういった交通手段が地域の交通を守っているという、そのような状況を見るところでありまして、事業者にとっては赤字という経営上の問題もある中で、より利便性を高めながら、AIを活用したものやオンデマンドバスなど、いろいろな工夫がなされておりますので、しっかりとそれぞれの地域の実情やニーズに応じた手段で、地域交通を守っていく取組が必要だと改めて感じております。

(西日本新聞)

現在地元とJRで協議している日南線ですが、知事ご自身は日南線にお乗りになったことはありますでしょうか。

(知事)

先程言いましたロケの関係で、直近では日南線の志布志から油津まで乗ったということがあります。途中、いろいろな解説を聞きながら眺めの良さを感じ、日南線も吉都線も、外国の方、いわゆる技能実習等で県内で働いておられる方の利用というものが目立つなと感じております。

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総合政策部秘書広報課広報戦略室報道担当

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