宮崎市の貯蓄・負債の状況（令和6年平均）

家計調査において、宮崎市の毎月の調査世帯数(二人以上の世帯)は96世帯と少なく、また、半年ごとに調査世帯が交替するため、交代した一部世帯の所得水準の差異によっては、調査結果が大きく変動する場合があることに注意が必要である。

1 貯蓄・負債現在高と年間収入の推移

宮崎市の二人以上の世帯における令和6年平均の1世帯当たり貯蓄現在高（平均値）は1,481万円で全国43位（全国順位は、都道府県庁所在市及び政令指定都市の52市における順位。以下、全国順位において同じ。）となり、前年に比べ261万円、21.4％の増加となった。

貯蓄年収比（貯蓄現在高の年間収入に対する比）についてみると、274.3％となり、前年と比べ48ポイントの増加となった。
全国平均と比較すると、全国の貯蓄年収比は302.4％で、宮崎市は、全国より28.1ポイント低くなっている。

負債現在高（平均値）は642万円で全国21位となり、前年に比べ184万円、40.2％の増加となった。
負債年収比（負債現在高の年間収入に対する比）についてみると118.9%となり、前年に比べ33.9ポイントの増加となった。
全国平均と比較すると、全国の負債年収比は、101.1％で、宮崎市は全国より17.8ポイント高くなっている。

年間収入（平均値）は540万円で、全国49位となり、前年に比べ1万円、0.2％の増加となった。

宮崎市の貯蓄現在高、負債現在高及び年間収入の推移を見ると、貯蓄現在高及び年間収入が増加に転じたものの、負債現在高も2年連続の増加となった。

全国（二人以上の世帯）の1世帯当たりの貯蓄現在高（平均値）は1,984万円、負債現在高（平均値）は663万円、年間収入は656万円（平均値）となっている。

2 貯蓄の種類別貯蓄現在高及び構成比の推移

宮崎市の二人以上の世帯について、貯蓄の種類別に1世帯当たりの貯蓄現在高をみると、「通貨性預貯金」が540万円（貯蓄現在高に占める割合36.5％）と最も高く、次いで「定期性預貯金」が409万円（同27.6％）、「生命保険など」が289万円（同19.5%)、「有価証券」が242万円（同16.3%）、「金融機関外」が2万円（同0.1%）となった。
前年に比べると、「通貨性預貯金」は154万円、39.9％、「定期性預貯金」は45万円、12.4％の増加となった。一方「生命保険など」は10万円、3.3％、「金融機関外」は19万円、90.5%の減少となった。
全国平均と比較すると、「生命保険など」の割合が高く（宮崎市19.5%、全国17.5%)、「有価証券」の割合が低い（宮崎市16.3%、全国19.0%）。

注意：「金融機関外」とは社内預金、勤め先の共済組合等への預金などをいう。たんす預金は含まない。

3 住宅・土地のための負債及び負債割合の推移

宮崎市の二人以上の世帯について、住宅・土地のための負債は601万円となり、前年に比べると221万円、58.2％の増加となった。住宅・土地のための負債の負債全体に占める割合は、10.6ポイント増加の93.6％となった。
全国平均と比較すると、全国の住宅・土地のための負債の負債全体に占める割合は、92.3％で、宮崎市は全国より1.3ポイント高くなっている。

参考ファイル

• 貯蓄・負債現在高と年間収入の推移（二人以上の世帯）（エクセル：24KB）
• 貯蓄・負債現在高と年間収入の推移（二人以上の世帯）（PDF：126KB）