県広報みやざき

みんなで“文化”を楽しもう!〜2020国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭に向けて~

「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」

第35回国民文化祭・みやざき2020
第20回全国障害者芸術・文化祭みやざき大会に向け本格始動!

国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭とは…?

「国民文化祭」は、全国でさまざまな文化活動に親しんでいる人たちが集まり、発表や交流を行う国内最大級の文化の祭典です。
「全国障害者芸術・文化祭」は、障がいのある人が芸術および文化活動への参加を通じて、生活を豊かにするとともに、障がいへの理解と認識を深め、障がい者の社会参加を促進することを目的に開催されます。

三年後に宮崎県で!

2020年10月17日(土)から12月6日(日)までの51日間、この二つの大会が本県で同時に開催されます!
二つの大会を一体的に開催することで、多くの人が文化や芸術を楽しむ大会になることが期待されます。
さらに大会イベントは各市町村で行われる予定です。
2020年は、日本書紀が編さんされて1300年の節目の年であり、平成24年から県が取り組んできた日向神話や神楽に代表される、本県が持つ地域資源や文化資源を磨き上げ、国内外に発信していく「記紀編さん1300年記念事業」の集大成となる最終年にあたります。
キャッチフレーズは「山の幸 海の幸 いざ神話の源流へ」に決まりました。
いよいよ大会に向けてキックオフです!

古代から現在、そして未来へ~みやざきの文化を発信~

本県では、神話や神楽の他にもさまざまな文化に触れることができます。
宮崎国際音楽祭や若山牧水賞のほか、最近では、ダンスやメディア芸術などの分野も充実しています。
本県で両大会が開催されることで、世代を超えた多くの県民の方々の参加に加え、全国のさまざまな文化活動を行う人たちとの交流が生まれ、地域に元気があふれるとともに、新たな文化の創造も期待できます。
さらに、宮崎の豊かな自然が育んだ農山漁村文化や食文化にもスポットをあてて、宮崎らしさをアピールしていきます。
2020年には、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、日本の文化にも世界の注目が集まります。
このような中、本県で国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭を開催することで、宮崎の文化を全国に、そして世界に発信する絶好の機会とします。

宮崎国際音楽祭

宮崎国際音楽祭(写真:K.Miura)

質の高い音楽を楽しめるとともに、県民の皆さんも気軽に参加できる音楽祭になりました。

若山牧水賞

若山牧水賞

県民から募集した短歌の表彰など、小学生から大人まで短歌を楽しむきっかけになっています。

“こころ”のふれあうフェスタ

“こころ”のふれあうフェスタ

 障がい者の方が、日頃の文化活動を発表する場。ステージや作品展示などが行われています。

教えてください!

三年後に向け、私たちは
何から取り組めばいいでしょう?

伊藤 一彦氏 伊藤 一彦氏 宮崎県立図書館 名誉館長(国民文化祭 企画会議会長)

家の中に文化があり、近所にも文化があり、地域にもある。それを大切にしてもらいたいですね。
文化とは、まさに身の回りにある生活文化。身近な文化に関心を持って、そして触れてみる。暮らしの文化を大事にすることが、文化を楽しむきっかけになると思います。

自分なりの“文化”を楽しもう!

一人の人間として“日常”を詩画で伝えたい

倉山 幸一さん 倉山 幸一さん

詩は、いわゆる思春期の頃に始めました。結婚や仕事で一時期離れましたが、長男の小学校で、PTA新聞に自作の詩を載せてみたり、祝辞を詩で読んだりしたのが再開したきっかけです。現在も新聞の文芸欄への投稿などを続けています。
49歳の時、仕事で右手に切断寸前のけがを負い、リハビリで、左手で絵を描くことを始めました。絵の横に言葉を添えることを始めたら好評で、病院内に自分の展示コーナーができるほどになりました。周りから「大変」「かわいそう」と思われるのがありがたいけど居心地が悪く、「すごい」と言われたい気持ちもありました。褒められると気分もいいですしね。
地域の学校で子どもたちと年一回交流事業もやっています。はじめは不安そうな子どもも、最後に発表し合う時には、楽しそうにしています。盛り上がる様子に、私も楽しくなります。
“文化”とは、自分を表現できる、生かすことのできるツールじゃないかな、と思います。強い言葉で言えば、障がいも含め、自分の武器。障がいを受け入れ、それを生かしていくことで「心のゆたかさ」につながると思います。
文化活動に障がいの有無は関係ないです。これからも「そうだよね!」と共感できる作品を作っていきたいです。

大勢の観客の前で、自作の詩を朗読する倉山さん。

生活に”普通“になじむもの…音楽

>西田 悠さん 西田 悠さん
県立宮崎西高等学校2年生

中学入学と同時に吹奏楽部に入部しました。楽器はまったく触ったことはなかったんですが…。はじめは漠然と管楽器をしたいなぁと思っていたのですが、先生から打楽器をやる人が少ないからやらないかと言われたのが打楽器を選んだ理由です。打楽器は、シンバルやドラム、木琴やタンバリンまで、色んな楽器を担当します。それがすごく楽しいし、打楽器の醍醐味だと思います。
演奏することはもちろん楽しいのですが、本番ごとにうまくなっていくのを肌で感じることが、たまらなく楽しいです。また、演奏はお客様あってこそなので、聴いている人たちが手拍子したりして楽しそうに聴いているのを見ると、すごく嬉しくなります。
中学生の時は、高校生の先輩たちと一緒なので、頑張って練習してもなかなかコンクールに出られず、やめたいなと思うこともありました。けれども、やっぱり吹奏楽が好きだから、今も吹奏楽を続けているんだと思います。
2年前、中学3年生の時に鹿児島県で開かれた国民文化祭に参加しました。全国の強豪校による、普段聴けない演奏を聴いて感動したことを覚えてます。色んな世代の人たちが見に来て、楽しんでいたのが印象深いです。
3年後、宮崎での大会が、たくさんの文化を多くの人が体験し、自分の生活の中で楽しむきっかけになれば良いなと思います。

楽しい仲間たちと!

夏のコンクールに向けての練習もスタートしています。

みんなで“文化”を楽しもう!

文化や芸術は、年齢や性別、障がいの有無などに関係なく、誰もが体験したり楽しんだりできるものです。県内でも、たくさんの方がさまざまな活動を楽しんでいます。
歌うこと、書くこと、踊ること…皆さんそれぞれが楽しめる活動、それも文化の一つです。
恵まれた自然環境や、人の優しさなど、宮崎には全国に誇れるものがたくさんあります。そのような中で、私たちの身近にある「文化」をあらためて考えたり、体験したりしてみませんか?
3年後に向けて、来年度から、さまざまなプレイベントが行われる予定です。ぜひ、皆さんも参加して、文化を楽しむことを始めましょう! 

お問い合わせ
みやざき文化振興課
0985(26)7951
障がい福祉課
0985(32)4468
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