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神武東征 ~大和への旅立ち | |
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天上界・高天原(たかあまのはら)から日向(ひむか)の地に降り立った天孫・ニニギノミコトから数えて4代目、カムヤマトイハレビコノミコト(のちの神武天皇)は、兄弟たちに相談し、平安に政治を行う場所を求めて、日向から東の大和(やまと)に向けて出発することを決意します。その後、カムヤマトイハレビコノミコトは、大変苦労をして大和を平定し、橿原宮(かしはらのみや)で初代天皇に即位し、政治を行うことになりました。 宮崎県を舞台にするお話は、カムヤマトイハレビコノミコトが東に向けて旅立つまでですが、カムヤマトイハレビコノミコトが生まれ育った場所や宮を構えたところ、お舟出の港などには、古事記や日本書紀に書かれていない物語も伝承されています。神武天皇のお舟出の伝承が残る日向市と東征に向けて力を蓄えたと伝わる都農町。神武天皇の強い決意と旅立ちに思いを馳せる旅をはじめましょう。 |
神武天皇お舟出の地と伝わる日向市の美々津。旅立ちの際に神武天皇が通ったとされるお舟出の瀬戸は、神武天皇が二度と日向に戻らなかったことから、地元の人が出航するときには決して通らないといいます。
平安時代の『延喜式』には既に登場し、日向一之宮であった由緒ある神社。神武天皇が国土平安・海上平穏・武運長久を祈願した地と伝わります。出雲神話に登場する神々を祀っていることから、境内には「なでウサギ」や本殿のねずみの彫刻など出雲神話に登場する動物たちがいます。
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記紀編さん記念事業推進室 0985(26)7099 |