宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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桜並木

日本一早い諸塚山山開き

3月第一日曜 諸塚村飯干緑地広場
問い合わせ●諸塚村観光協会(しいたけの館21内) 0982ー65ー0178

諸塚山山開き

2004年に森林管理の国際認証制度「FSC認証」を取得、さまざまなかたちで森林の魅力を発信する諸塚村。諸塚山(1342m)の山開きイベントは「日本一早い」をキャッチフレーズに1985年にスタートした。当日は神事の後、テープカットの代わりに丸太をのこぎりで挽く「ウッドカット」が行われ登山開始。頂上まで約1時間で山を登り、下山後は手作りの甘酒がふるまわれる。

 

東霧島神社例大祭

3月春分の日 都城市高崎町・東霧島神社
問い合わせ●東霧島神社 0986ー62ー1713

東霧島神社例大祭
伝統の神事である浜下りでは、神社の神輿(みこし)を含む神幸行列約60人が練り歩く

東霧島(つまきりしま)神社は、霊峰・高千穂之峰をとりまく霧島六社権現の一社。境内には「神石(かみいし)」と呼ばれる大きな刃物で切られたような石や、鬼が一夜にして積み上げたと伝えられる「鬼磐(おにいわ)階段」などがあり、古くから信仰の地であったことを窺わせる。

この神社で毎年3月春分の日に行われる例大祭は、田植えが始まる春に五穀豊穣と地域振興を願って約400年前から続く。「浜下り」の神事では、本殿から石段を下り600メートル離れた八幡母所社までを氏子たちが神輿を担いで練り歩く。当日は太鼓演奏なども行われ、境内はにぎやかな雰囲気に包まれる。
写真左)神石/石階段入口手前、故有谷にあります。伊弉諾に十握の剣で三つに切られた軻遇突智とも、伊弉諾の涙が凝り固まったものとも言われている

 

九州随一、1万本の桜。山一面がピンク色に染まる。
花立公園桜まつり

3月中旬〜4月上旬 日南市北郷町・花立公園
問い合わせ●日南市観光案内所 0987ー31ー0606

花立公園

花立公園日南市北郷町の花立公園は、桜の季節になると、標高489メートルの花立山の斜面から平地を伝う一帯がソメイヨシノや山桜など1万本の桜で覆い尽くされ、圧倒的なスケールで訪れた人を楽しませてくれる。見事な眺望が広がる展望台には、『幸せの鐘』と名づけられた鐘があり、これを鳴らすと願いごとが叶うとの言い伝えも。近くには、美人湯で知られる北郷温泉郷や、森林セラピー基地である猪八重(いのはえ)渓谷があり、一日を自然の中でゆったりと過ごせるロケーションとなっている。

 

眺望美しい城山に咲く、千本桜。夜間のライトアップも見どころ。
天ヶ城(あまがじょう)開門まつり

3月下旬 宮崎市高岡町・天ヶ城公園
問い合わせ●宮崎市高岡総合支所 企画総務 0985ー82ー1111

天ヶ城(あまがじょう)開門まつり

天ヶ城公園標高120メートルの小高い丘にある天ヶ城公園は、大淀川の雄大な流れを中心に、高岡の街並みや遠くに霧島連山を望む、眺めのよいスポット。「天ヶ城開門まつり」は桜の名所としても知られる同所で毎年3月下旬に開催される。約1000本のソメイヨシノが咲く園内では、ステージイベントや特産品の販売などが行われ、夜間には桜のライトアップも。町の暮らしや文化を伝える歴史民俗資料館もある。

 


まきばの桜まつり

3月下旬 小林市細
問い合わせ●まきばの桜まつり実行委員会(小林市観光協会 0984ー22ー8684

まきばの桜まつり

小林市街地から夷守台(ひなもりだい)に向かう途中にある家畜改良センター宮崎牧場周辺には、約1000本の桜並木があり昔から「牧場の桜」と呼ばれて親しまれている。1908年(明治41年)に小林市細野に開設された国立種馬所の軍馬補充部小林分厩所(ぶんきゅうしょ)が桜を植えたのが始まりで、昭和初期には花見列車が仕立てられるほどの盛況となった。桜の寿命により、しばらく祭りは途絶えていたが、市や市民の手により桜並木が復活、2008年より祭りが再開され、伝統の「牧場の桜」がよみがえった。

 

さくらフェスタ高城

3月最終日曜日 都城市高城町・観音池公園
問い合わせ●高城町商工会 0986ー58ー2020

さくらフェスタ高城

ボートや観覧車、芝生広場などがあり、市民に親しまれている観音池公園は、春になると、入り口から園内まで3600本の満開の桜で埋め尽くされ、大勢の花見客でにぎわう。毎年3月最終日曜日に開かれる「さくらフェスタ高城」は高城町商工会青年部・女性部主催による恒例イベントで、2010年で25回目を迎えた。ミュージシャンによるライブの他、青年部員による「高城プロレス」も行われ、好評を得ている。

宮崎一村一祭