宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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霧島信仰の修験者たちが伝えた勇壮な舞い
高原の神楽

12月第1土曜(狭野神楽)、同第2土曜(祓川神楽) 
高原町・狭野神社第2鳥居前、祓川神楽殿前広場
問い合わせ●高原町 まちづくり推進課 0984ー42ー2111

十二人剱(じゅうににんつるぎ)

「神の棲む山」として崇められてきた霧島は信仰の対象であると同時に、修験者の修行の場でもあった。この流れをくむ狭野(さの)神楽と祓川(はらいがわ)神楽は神舞(かんめ)とも呼ばれ、剣を使った舞が多いのが特徴。

踏剱(ふみつるぎ)

真剣を持った12人があうんの呼吸で舞う、祓川神楽の「十二人剱(じゅうににんつるぎ)」や、狭野神楽の子どもが真剣の先を握って舞う「踏剱(ふみつるぎ)」はその代表だ。両神楽は2010年、「高原の神舞」として国の重要無形民俗文化財の指定を受けることになった。

宮崎一村一祭