掲載開始日:2022年3月3日更新日:2025年2月4日

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偽サイト

内容

インターネット通販で「注文した商品が届かない」「商品は届いたが、粗悪品だった」「販売業者に連絡したいが連絡先がわからない」「通販サイトに注文後、偽サイトだったことに気が付いた」などの“偽サイト(実在の企業のサイトと誤解させるように作成された偽物のサイトなど)”に関するトラブルです。

相談事例

検索サイトで「ソファベッド」と入力して検索し、検索結果ページに表示された大手生活用品メーカーの通販サイトにソファベッドを注文したが届かない。クレジットカードで決済したが、会員登録も必要だったので、個人情報を入力し、カード情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を登録した。会員登録完了メールと購入完了メールが届いた。その後商品は届かず、しばらくして通販サイトは閉鎖されてしまった。自分が注文したのが偽サイトと気付き、カード会社に連絡し、クレジットカード番号の変更手続きをした。カードの利用明細には、通販サイトの名称とは異なる名称で、海外での決済約7,500円の請求が上がっていたので取り消しを求めた。カード会社は「補償等はできない」という。カード会社の対応に不満だ。

アドバイス

通販サイトで商品を注文する前に、偽サイトの特徴を知って、少しでもあやしいと感じたら取引しないようにしましょう。公式通販サイトやその運営事業者の公式ホームページ等に、偽サイトに関する注意喚起情報がないか確認しましょう

た、公式通販サイトやその運営事業者の公式ホームページ等に、偽サイトに関する注意喚起情報がないか確認しましょう。

偽サイト」かどうかのチェックポイント

イトのURLの表記が、ブランドの正式な英語表記と少しだけ異なる。

  • 日本語の字体、文章表現がおかしい。
  • 販売価格が大幅に割引されている。
  • 事業者の住所の記載がない。住所が記載されていても、調べてみると虚偽だったり、無関係の住所である。
  • 事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけである。
  • 支払い方法が、クレジットカード決済のみ、銀行口座等への前払いのみ、代金引換サービスのみなど、支払い方法が限定されている。
  • 口座の振込先が個人名義となっている。
  • 通販サイト内のリンクが適切に機能しない。

記のいずれかの項目に該当する通販サイトであっても、偽サイトではない場合があります。また、いずれの項目にも該当しない通販サイトであっても、偽サイトの場合があります。

 

もし偽サイトで商品を注文したことに気づいたら支払い方法に応じて素早く対処しましょう。

  • クレジットカードの場合、すぐにカード会社に連絡をしましょう。
  • 銀行口座振り込みの場合、すぐに振り込み先の金融機関の窓口に連絡し「振り込め詐欺救済法」による救済を求める旨を申し出ましょう。また、最寄りの警察に被害を届け出るようにしましょう。
  • 代金引換サービスの場合、注文直後に偽サイトであると気が付いた場合、電子メール等でキャンセルの連絡をしましょう。連絡をすることにより商品が届かずに済んだケースがあります。代金引換サービスで荷物が届いた場合でも、宅配業者等に代金を支払う前に、送り状に記載されている「依頼人」の情報を確認し、注文した販売業者とは違う場合または注文した覚えがない場合は、代金を支払わず、受け取りを拒否しましょう。代金を支払って荷物を受け取り、中身を確認して「偽物」が届いたとわかったという場合であれば、宅配業者等に返金を求めても、原則返金には応じてもらえませんので、販売業者や送り状の「依頼人」(発送代行業者などの場合もあります)に連絡し、返品、返金を求めることになります。

 

しでも不安に思う場合は消費生活センターに相談しましょう。

 

関連リンク

独立行政法人国民生活センター

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宮崎県消費生活センター  

〒880-0051 宮崎市江平西2丁目1番20号

ファクス:0985-38-8727