掲載開始日:2022年1月8日更新日:2023年3月28日

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あいさつ

 

写真:宮崎県知事河野俊嗣

 

頃から県政に対する温かい御理解と御協力を賜り、深く感謝申し上げます。

引くコロナ禍や原油価格・物価高騰に加え、昨年9月の台風第14号で甚大な被害が発生し、本県は「百年に一度」とも言うべき難局に直面しております。

のため、台風災害からの早期復旧はもとより、感染拡大防止のため医療提供体制の確保やワクチン接種を進めるとともに、生活に困窮されている方々や、飲食・観光・宿泊業の皆様に対する支援など、きめ細かな施策を機動的かつ継続的に実施し、全力で宮崎の再生に取り組んでまいります。

県では、昨年、宮崎と神戸を結ぶ長距離フェリーの新船2隻が就航したほか、本年3月までには、東九州自動車道が北九州市から日南市まで結ばれるなど、交通インフラの整備が着実に進展しています。

らに、昨年10月に鹿児島県で開催された全国和牛能力共進会では、史上初めて4大会連続となる内閣総理大臣賞を受賞し、特に、牛肉の美味しさを評価するために新設された部門で日本一に輝いたことは、大きな成果となりました。

れらは、長年にわたる関係の皆様の努力のたまものであり、深く敬意を表し、感謝申し上げます。

年は、宮崎県が再置された1883年から数えて、140年目の節目の年となります。「WBC侍ジャパン合宿」「G7宮崎農業大臣会合」「宮崎県人会世界大会」等の開催を好機と捉え、「おいしさ日本一」の宮崎牛をはじめ本県の多彩な魅力を国内外に発信し、ブランド力を高めてまいります。そして、インバウンドを含む観光振興や輸出促進など、世界の活力を取り込むグローバル戦略の展開を通じて経済成長につなげてまいります。

では、令和5年度の予算編成に当たり、「コロナ禍・物価高騰等からの再生・復興」「中山間地域の暮らしの維持・活性化」「経済・産業成長の促進」「次世代育成、若者・女性活躍の推進」「安全・安心な県土づくりの推進」という5つの視点から施策を構築することとしています。

体的には、まず、長期にわたり人口減少が進行する中、その抑制に向けて、市町村等と連携しながら、持続可能な地域交通網の実現、産業や医療・介護・福祉を支える人材の確保など、皆様が将来にわたり住み慣れた場所で安心して暮らせる環境づくりに取り組むとともに、若者が学び働き、子育てしやすい環境づくりや、移住・定住の促進、交流人口・関係人口の拡大にも取り組むこととしております。

た、本県の基幹産業である農林水産業の成長産業化やフードビジネスの振興、中小企業等の成長を促進するとともに、時代の変化に対応した力強い産業構造を築いてまいります。

らには、これまで数々のトップアスリートの合宿等を受け入れる中で培ってきたノウハウに加え、屋外型トレーニングセンターや国スポ・障スポ関連施設を整備・活用し、「スポーツランドみやざき」の更なる飛躍を目指します。また、デジタル社会やゼロカーボン社会へ向けた取組を加速し、地域や産業を支える人材の育成などにも取り組むこととしております。

後とも、皆様の声に真摯に耳を傾け、安心と希望あふれる宮崎県づくりに全力で取り組んでまいりますので、一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。

宮崎県知事河野俊嗣