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県広報みやざき


 こんにちは!河野です
 「知事が妊婦に。」ちょっとドキッとする言葉だと思いませんか。これは、九州・山口の各県と経済界で取り組む「ワーク・ライフ・バランス推進キャンペーン」のため制作した動画のタイトルです。
 この動画では、佐賀・山口・宮崎の3県の知事が妊婦体験に挑戦。 重さ7.3kgの妊婦ジャケット(妊娠7か月に相当!)を着用し、仕事や買い物、家事を体験しました。多くの男性の家事や育児への参加を促し、仕事と生活の両立や子育てに優しい職場づくりの大切さをアピールするもの。インターネットで公開され、国内外のメディアで取り上げられたので、御覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
 この妊婦ジャケット、想像した以上に重く、ズシッと肩や腰に負担がかかります。また、お腹周りのふくらみで動きが制限され、足元がよく見えません。私は仕事の場面を担当したのですが、特に車の乗り降りや、階段の上り下りが大変でした。
 妊婦さんはこの状態が何か月も続くのですから本当に大変だと思います。加えて、体の痛みや吐き気、だるさ、飲食の制限、出産や子育てへの不安なども。私も妻に対する感謝の気持ちを新たにしましたし、パートナーである男性はもちろんのこと、社会全体として、妊婦さんへの気配りや優しさが必要だと痛感しました。
 一方で、お腹に大切な赤ちゃんを抱えているような気持ちになり、ハッと気づくとお腹をさすっていたり。これで胎動を感じたりすると、さぞ幸せな気持ちになるだろうと。妊娠は子どもとの絆を深める期間でもあります。そこに男性も加わりましょう。
 アンケートによると、私のように妊婦体験をした男性の96.7%が「男性も家事や育児をするべき」と答えています。この妊婦ジャケット、一部の産婦人科やマタニティ教室、子育てイベントなどで試着できますので、実際に体験されてみてはいかがでしょうか。
 昨年7月、県内の全市町村長とともに「みやざきイクボス宣言」を行いました。「イクボス」とは、部下の育児休業の取得を促すなど、仕事と家庭を両立しやすい環境の整備に努めるリーダーのこと。現在、県内企業などにも「イクボス」を増やすための働きかけを行っています。 本県では、 平成18年度から、 働きやすい職場環境を作るため「仕事と家庭の両立応援宣言」事業所の登録を推進しており、10月1日現在で762件の事業所に登録いただいています。
 宮崎の優しい県民性は子育てにぴったり。今後も、県民一人ひとりが、性別を問わず、そのライフスタイルに応じて仕事も家庭も充実した毎日を送ることができるよう、宮崎らしい「ひなた」のような温かい社会を目指していきたいと考えています。

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