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県広報みやざき |
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![]() 母親が延岡市の出身で、私自身も小さい頃から宮崎に何回も遊びに来ていました。 ですので、大学に進学する際は、複数の志望校の中から宮崎大学を選びました。学生のときに椎葉村の診療所で研修したこともあったのですが、仕事以外でも地域の方々と触れ合うなど、良い思い出が多いです。 大学卒業後の2年間の臨床研修も県内で受けました。今年からは、宮崎大学医学部の「地域医療・総合診療医学講座」で学んでいるところです。今後3年間は、へき地などで総合医としての診療を行うほか、県立病院などで専門的な研修を受けることとなっています。 大学で学ぶ中で、宮崎の医療の良い点にも問題点にも気付くことができたので、いずれは医師という立場で宮崎の地域医療に取り組みたい、という思いを持っていました。 ―宮崎の医療現場の問題点とは? 「医師の不足」と、一部の地域で医師が特に少なく地域格差が生じている「医師の偏在」が挙げられます。 医師不足は全国的な課題です。いずれの地域であっても、一定の医療のニーズに応えるシステム作りが必要ですが、宮崎の一部地域では、その対策が追い付いていないのが現状です。 ―解決策は? 簡単に解決できる問題ではありませんが、まずは、限られた医療資源を有効に活用するために、県民の皆さんが「かかりつけ医」を持つこと、これが一番です。自分のことについてよく知っているお医者さんが身近にいれば、ほとんどの病気に対して迅速かつ的確に対応してくれます。 皆さんの中には、腹痛やカゼなどの病状によって受診する病院を使い分けている方もいるかと思われますが、医師であればほとんどの病気を治療することができます。 仮に治療が難しいような重い症状であっても、普段から信頼関係を築けている「かかりつけ医」であれば、ほかの最適な医療機関を紹介してくれますので、そこでしっかりと治療を受けることができます。 理想としては、県民の皆さんそれぞれが信頼できる「かかりつけ医」を持つ、そしてその「かかりつけ医」が、御家族の方々を含めて健康管理を行うようになることですね。 私もそんな医師になれるように、これからも県内のいろんな地域に飛び出していきたいです! |
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