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知事コラム

こんにちは!河野です

宮崎県知事 河野俊嗣(こうの しゅんじ) 宮崎県知事
河野 俊嗣(こうの しゅんじ)

9月23日から日向市お倉ヶ浜海岸で、「2017 VISSLA ISA 世界ジュニアサーフィン選手権」が開催されました。 世界50カ国から700名を超える選手・役員が参加する世界最大規模のジュニア選手権 (男女18歳以下)。 今回が日本初の、アジアでも初めての開催です。

サーフィンがオリンピックの正式種目に選ばれ、しかも3年後に東京オリンピックを控えた日本国内での開催とあって、大会への注目は急上昇。参加国も選手も、前大会より大幅に増加しました。この大会に参加した選手の中から、東京オリンピックに出場したり、メダルを獲得したりする選手が出るかもしれないと思うと、ワクワクします。

8月に米国ロサンゼルスで、国際サーフィン連盟のフェルナンド・アギーレ会長や、アメリカのサーフィン団体のトップであるグレッグ・クルーズ氏を表敬訪問。この大会開催のお礼を申し上げ、国内有数の波に恵まれた本県のサーフィン環境や合宿地としての魅力などをアピールしました。

ちょうど行われていた 「VANS USオープン・オブ・サーフィン」は、世界最大のサーフィンイベント。砂浜に大規模な仮設テントやスタジアムが立ち並び、スケートボードやBMXのイベント、車のショーなども行われ、9日間の大会期間中、観客は50万人超とのこと。 その華やかさや観客の多さに圧倒され、これら若者に人気のスポーツが多くのファンに支えられ、スポーツビジネスとして成り立っていることに感心しました。

アギーレ会長は、アルゼンチンのマル・デル・プラタという、サーフィンが大変盛んな都市の出身。この都市は、アルゼンチンの「サーフィン首都」と宣言されたそうです。

本県も、全国屈指のサーフスポットを数多く抱え、サーフィンを目的に県外から移住してくる方も増えています。サーフィンを「スポーツランドみやざき」の一つの柱に位置づけ、サーフィン環境を整備し、魅力ある地域づくりに結び付けていきたいと考えています。宮崎こそ日本の「サーフィン首都」!

サーフィンに挑戦してみると、波の力でグイッと前に運ばれる疾走感がたまりません。ただ、波を見極め、サーフボードの上に立つのは、そう簡単ではありません。サーフィンは難しそうと思われている方も多いのではないでしょうか。そのような方にもおススメなのが、ボードに乗ってパドルを漕ぎながら波乗りや水上散歩を楽しむ「スタンドアップパドルボード」。私も体験しましたが、サーフボードに比べ浮力が高く安定しているので、海や川、湖などで老若男女が気軽に楽しめるウォータースポーツです。

海には人を癒す力があると言われています。豊かな水産資源、美しい景観、サーフィンをはじめとするマリンスポーツなど、日向灘の恵みは本県の宝です。時に荒ぶる自然に対する畏敬の念を忘れることなく、また、その恵みに感謝しつつ、これからも宮崎の豊かな海と共生を図っていきたいと思います。

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