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掲載開始日:2022年12月6日更新日:2022年12月6日

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令和4年5月19日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和4年5月19日(木曜)13時00分~15時50分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、山下恵子委員、江藤利彦委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.議題

宮崎県公安委員会が委嘱した委員に対する表彰(感謝状)の推薦について

警務部長から

  • 表彰の根拠、表彰の種類、被表彰者の要件(功労)、被表彰者

について報告があった。

2.報告

特殊詐欺(うそ電話詐欺)の現状と被害防止対策について
生活安全部長から

  • 特殊詐欺の現状、被害防止対策

について報告があった。

委員が、「暴力団の資金源が、みかじめ料から特殊詐欺へと変わってきたのか伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から、「県内で平成28年に1名、平成29年に1名の暴力団関係者を検挙しており、少なからず暴力団の関与は認められる。」旨の説明を受けた。
委員が、「直接電話による詐欺とメールによる詐欺の内訳等について伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から、「令和3年中に認知した特殊詐欺における手口の特徴等について分析すると、スマホやパソコン等にメールが送られてくる手口が多い傾向が認められるが、固定電話に架かってくる詐欺は一定数発生しているので、引き続き、自動通話録音機の貸出し等の被害防止対策を継続していく必要がある。」旨説明を受けた。
生活安全部長から、「詐欺の手口の中にはメールのURLや電話番号に誘導するものもあることから、不審なメールやリンクを開かないことや知らない電話番号に安易に電話しないことなどの周知を図っている。また、新たな取り組みとして、携帯電話販売店の方に協力依頼し、来訪者に対して防犯チラシなどを配布していただくことを取り決めた。」旨の説明を受けた。
委員が、「不審なメールが送られてきた場合の専用相談窓口は開設しているのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「専用の相談窓口は開設していないが、本部及び各警察署にある警察安全相談窓口で対応しており、相談内容によってはサイバー犯罪対策課が対応している。」旨の説明を受けた。
委員が、「引き続き各取組を推進し、特殊詐欺被害防止を図ってもらいたい。」旨発言した。

強盗致傷事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙日時、場所、検挙課署、被疑者、被害者、事案の概要、適用法条

について報告があった。

委員が、「社会的耳目が集まる事件であったが、検挙されて安心した。」旨発言した。

DNA型鑑定について

刑事部長から

  • DNA型鑑定、警察におけるDNA型鑑定、犯罪捜査への活用、ミトコンドリアDNA

について報告があった。

委員が、「DNA型鑑定は過去も活用されていたのか伺いたい。」旨質問したところ、刑事部長から、「DNA型鑑定が導入された当時は、精度が低かったが、現在は24の座位のDNA型の検査ができるようになり、他の証拠資料と合わせて犯罪捜査に活用している。」旨の説明を受けた。

その他

  1. 警備部長から、最近の警備情勢について報告があった。
  2. 委員が、「回覧板で駐在所からの犯罪等の情報が掲載された広報紙を見るが、県内全域の取組なのか、毎月のテーマはどのように決定しているのか伺いたい。」旨の質問したところ、生活安全部長から、「ミニ広報紙又は交番駐在所速報は、地域警察官の情報発信活動の一環として作成しているもので、ミニ広報紙は、各交番・駐在所単位で毎月1回作成し、区長等を通じて回覧するなどしている。一方、テーマは警察庁から毎月の広報重点が示されており、それに基づいて作成しているが、テーマ以外にも特殊詐欺の手口、毎月の犯罪・交通事故の状況、交番・駐在所の統廃合に関すること等管内の住民に知っておいてもらいたい内容を掲載している。」旨の説明を受けた。委員が、「地域の方に警察の活動を理解いただく上で非常に有効な活動だと思う。」旨発言した。
  3. 委員が、自転車のながらスマホが常態化しており、県警では年間500件を超える警告カードを交付しているとの新聞記事に関連して、「自転車を含む車両のながらスマホ運転を起因とする交通事故の発生状況等と対策について伺いたい。」旨質問質問したところ、交通部長から、ながらスマホに起因する交通事故の発生状況及び事故件数の推移、自転車イエローカード等による指導取締状況等について説明を受けた。委員が、「引き続き、ながらスマホを含む悪質な自転車の違反に対する指導取締を行なっていただきたい。」旨発言した。
  4. 本部長から、「ウイズコロナで人々の活動が活発になり、特殊詐欺をはじめ各種犯罪が増加すると思われるので、抑止と検挙の諸対策をしっかりと推進していく。」旨の発言があった。

第2.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第3.交通規制の意思決定

交通規制課長から、信号機(新規、解除)、一般交通規制(新規、変更、解除)について公安委員会意思決定伺いがあり、公安委員合意でそれぞれ意思決定がなされた。

第4.決裁

  1. 宮崎県公安委員会が委嘱した委員に対する表彰(感謝状)の推薦について(総務課)
  2. 苦情申出に対する調査結果について(総務課)
  3. 地方警察職員の特殊勤務手当に関する規則の一部を改正する規則について(警務課)
  4. 特定遊興飲食店営業の許可について(生活環境課)
  5. 航空法改正に伴う宮崎県公安委員会事務専決規定の一部改正について(生活環境課)

お問い合わせ

宮崎県公安委員会  

〒880-8509 宮崎県宮崎市旭1の8の28