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掲載開始日:2022年12月7日更新日:2022年12月7日

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令和4年6月9日開催の宮崎県公安委員会会議録

開催日時

令和4年6月9日(木曜)13時00分~16時05分

出席者

公安委員会

島津久友委員長、山下恵子委員、江藤利彦委員

警察本部

警察本部長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長

第1.議事の概要

1.報告

6月定例会の日程及び提出議案等について

警務部長から

  • 6月定例会の日程、提出議案及び常任委員会への報告事項

について報告があった。

令和4年度警察官A(男性・女性、情報工学)及び警察事務(大卒程度)等の受験申込結果について

警務部長から

  • 受験申込結果、採用募集活動の実施状況、今後の取組方針

について報告があった。

委員が、「申込人数の減少原因をどのように考えているのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「少子化やコロナ禍で採用を控えていた企業等が求人を再開したことなどが考えられる。7月14日から警察官Bの採用募集活動が始まるので、コロナ感染防止対策に留意しながら採用説明会や現在作成中である動画を取り入れたSNS配信などにより、積極的・効果的なの募集活動を実施していく。」旨の説明を受けた。

委員が、「鑑定技術職員は毎年募集しているのか伺いたい。」旨の質問をしたところ、刑事部長から、「今回はポリグラフ検査等を担当する鑑定技術職員を採用するものであるが、毎年募集しているものではなく、職員の退職に応じて募集している。」旨の説明を受けた。

委員が、「小学校、中学校ではキャリア教育に力を入れていると思うが、それらの機会を利用して生徒たちに警察の仕事を紹介するなど、長期的な募集活動が必要であると思う。」旨の発言をした。

大麻取締法違反(営利目的所持、栽培等)事件の検挙について

刑事部長から

  • 検挙月日、場所、検挙課署、被疑者、事案の概要、適用法条

について報告があった。

委員が、「大麻による影響について伺いたい。」旨質問したところ刑事部長から、「大麻は、幻覚や妄想などさまざまな障がいを引き起こし、使用を続けると社会生活に適応できなくなる。」旨の説明を受けた。

経済安全保障に対する警察の取組について

警備部長から

  • 経済安全保障の意義、経済安全保障を巡る情勢、技術情報流出防止対策の重要性、警察における体制、本県警察における取組

について報告があった。

委員が、「今回、経済安全保障推進法が成立し、技術情報流出防止対策が強化されるものと理解した。流出防止対策の重要性は、まだまだ企業側に周知されていないと思われるので、警察が把握している企業・大学だけではなく、幅広に広報啓発をしてもらいたい。」旨発言した。

その他

  • 警備部長から、最近の警備情勢について報告があった。
  • 委員が、「業務の効率化の中で、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)を導入しているのか伺いたい。」旨質問したところ、警務部長から、「当県警では、犯罪統計及び交通統計の業務の一部で導入している。犯罪統計作成業務では、令和2年度の月報に続き、令和3年度は年報・半年報についてRPAツールを導入し、これまで職員が行なっていた数値のチェック業務を行わせたところ、作業時間が大幅に削減した。一方の交通事故統計出力業務は、本年3月から実施しているものであるが、従来、交通事故分析係員が毎月中旬に前月の交通事故統計数値を手作業で資料化し関係所属等に送付していた。約100種類の統計資料作成が必要で、丸一日時間を要していた業務であるが、RPA導入により作業時間も数時間となり軽減することができた。これらは県が主体となった「RPA導入業務」に参加して導入されたものである。」旨の説明を受けた。
  • 委員が、「RPAの導入は、これまで手作業で実施していた業務を機械がすることによって時間が削減され、やらなければならない業務に集中できるという点で効果的だと思っていたので、導入されてよかったと思っている。」旨発言した。
  • 委員が、「最近、宮崎駅周辺に若者がたむろしており、声掛け案件が発生していると聞いているがどのような現状なのか伺いたい。」旨質問したところ、生活安全部長から、「中、高校生や無職少年グループが宮崎駅や付近の商業施設等を中心に、特に夕方から夜間にかけて徘徊、い集している現状があり、少年補導等を強化しているところである。今後も学校関係者、施設管理者との連携を密にとりながら、付近の警ら活動を強化していく。」旨の説明を受けた。
  • 本部長から、「警察官の受験申込は終了したが、今後、応募者が一人でも多く受験してもらうように申込者のフォローをしていく。大麻事件に関しては、特に若者が多いが、一度の好奇心からやめられなくなり、慣れてくると覚醒剤等よりきついドラッグを求めるようになる。蔓延すれば、他国のように乱用者たちが多すぎて取り締まることも難しい状況も出てくるので、これ以上緩まないように取締を徹底していく。また、経済安全保障の取組については、これまで軍事情報が主であったものを広げて技術情報等を守ろうというものであるが、新たな規範作りということで、企業等への働きかけを行なっていきたい。」旨の発言があった。

第2.業務説明

6月30日に開催される九州管区内公安委員会連絡会議に関して、委員に対して警務部警務課から業務説明がなされた。

第3.意見の聴取・聴聞

運転免許課長から、運転免許の行政処分に関し、被処分者の出欠状況、点数制度に基づく基本量定、意見の聴取結果等の報告があり、公安委員合意でそれぞれの処分を決定した。

第4.決裁

  1. 公安委員会に対する苦情の受理について(総務課)
  2. 保有個人情報部分開示決定の審査請求に対する採決について(県民広報課)

 

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