宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

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写真は交通アクセスに優れた宮崎フリーウエー工業団地。

新たな企業立地は、宮崎へ

宮崎では、その美しく豊かな自然や優れた交通アクセス網に加え、充実した誘致支援体制などが評価され、昨年度、過去最高となる33件の企業誘致が決定しました。今年度に入っても、富士通日立プラズマディスプレイの新工場(3番館)の建設や、パソコンの世界トップメーカー「デル」日本法人のカスタマーセンターの開設、昭和シェル石油の次世代型太陽電池の生産拠点の設置など、次々と新たな立地が決定しています。

県工業技術センター
充実した支援研究機関(写真は、県工業技術センター)

特にデルの宮崎進出については、本県の恵まれた立地環境や高度IT人材の育成・確保に取り組む姿勢などが高く評価されたもので、今後、千人規模の雇用が予定され、IT産業の集積などの波及効果も期待されています。県では、今後とも国内外の企業と比べても競争力のある高付加価値型企業や成長可能性の高い情報関連企業、研究機能を有する企業、さらには地域資源活用型の企業などの誘致を積極的に推進していくこととしています。

「宮崎県企業立地のご案内」
宮崎県での企業立地を考えている方、税制上の優遇制度や融資制度などの詳しい支援策についてお知りになりたい方は、ホームページをご覧ください。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/shoukou/kougyou/richi/index.html

立地調印式
左)FHPの立地調印式(5月27日) 右)デルの立地調印式(7月26日)

東九州自動車道の早期実現に一層の弾み
東九州自動車道「北浦〜北川間」現地測量に着手

東九州自動車道の蒲江インターチェンジ(IC、大分県佐伯市)から北川IC(北川町長井)までの26・のうち、本県部分の17・について現地測量が開始されました。清武町以北で順調に工事が進んでいる東九州自動車道の整備は、宮崎県と大分県の県境をまたぐとろこまで視野に入り、東九州自動車道の早期実現に向けた動きに一層の弾みがつくものと期待が高まっています。

今後は、同区間の基準点測量を進め、中心杭を設置。中心線確定後、道路の設計や地元設計協議に入り、着工に向けた用地測量や用地買収作業へと進んでいきます。東九州自動車道は、北九州市を起点に、福岡、大分、宮崎、鹿児島の各県を結び、鹿児島市に至る全長約436・の高速自動車道です。沿線には、海、空の多くの交通拠点や商工業都市、リゾート地が位置しており、東九州自動車道により、東九州はもとより、九州全体の産業、経済、文化の活性化に大きく寄与することが期待されています。「明日につながる道」である東九州自動車道の整備促進に向けて、積極的な取り組みが期待されます。

東九州自動車道「北浦〜北川間」着手式
東九州自動車道「北浦〜北川間」着手式(7月21日)

野球ファンを魅了プロ野球フレッシュオールスターゲーム開催

サンマリンスタジアム宮崎で7月24日、プロ野球の若手選手によるフレッシュオールスターゲームが開催され、約1万3千人のファンが観戦しました。安藤知事も応援に駆けつけ、セントラルリーグの佐藤監督に本県特産の完熟マンゴーを贈呈しました。ダルビッシュ有投手(北海道日本ハム)や野間口貴彦投手(巨人)など将来のプロ野球を担う、期待の若手選手がせいぞろいした白熱したゲーム展開に球場は大いに盛り上がりました。試合後、最優秀選手に選ばれた鶴岡慎也捕手(北海道日本ハム)にJA宮崎経済連から宮崎牛10・が贈られました。

5月に開催された「アジア選手権」、10月からのイースタン、ウエスタンリーグが参加する秋季教育リーグ「フェニックスリーグ」など、野球イベントが目白押しの宮崎県ですが、来年7月には夢の球宴「オールスターゲーム」が開催されます。球界を代表する選手たちの熱いプレーが今から待ちどおしいです。

サンマリンスタジアム
多くのファンで盛り上がったサンマリンスタジアム(7月24日)

宮崎がロケ地に〜映画「海猿2」、韓国テレビドラマ「ウェディング」

来年初夏公開予定の映画「海猿2」のロケが宮崎市で始まりました。「海猿」は、海難事故救助を行なう海上保安部の若き潜水士の物語で、テレビドラマと映画が連動した話題の人気作です。宮崎、鹿児島を中心に撮影が行なわれ、宮崎市でのロケでは船上シーンなどが予定されています。

宮崎市でのロケ風景(海猿2)
宮崎市でのロケ風景(海猿2)

また、韓国テレビドラマ「ウェディング」の宮崎ロケも決定し、宮崎市や日南市での撮影が行なわれました。ドラマは、日本でも人気のあるリュ・シウォンさんが青年外交官役で登場。チャン・ナラさん演じる裕福な家に育った世間知らずの女性との結婚を通して、韓国の若者の恋愛観を描いたもので、主人公2人が新婚旅行で、宮崎を訪れる設定になっています。

宮崎市でのロケ風景(ウェディング)
宮崎市でのロケ風景(ウェディング)

宮崎は、南郷村の「百済の里」など、韓国との交流も深いことや日本の未来を切りひらいた外交官小村寿太郎の生誕地が日南市であったこともロケ地に選ばれた理由ではないでしょうか。宮崎の美しい風景が映画のスクリーンやテレビの画面に登場します。お楽しみに。