掲載開始日:2021年11月26日更新日:2023年12月28日
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宮崎県では、HIV感染者・エイズ患者が毎年報告されています。また、近年は梅毒も急増しています。
自分自身の感染予防のためにも、この機会に性感染症の知識や検査のことを正しく知ってみませんか?
保健所では、HIV・梅毒の他、性器クラミジア感染症・淋菌感染症等の無料・匿名検査を実施しています。
前日までの電話予約が必要です(氏名等はお聞きしません)。
検査日・受付時間・申込先の詳細は、無料・匿名で受けられるB型・C型肝炎、エイズ、性感染症、HTLV-1の相談及び検査についてをご参照ください。
検査当日は、問診後、採血を行います。
HIV検査は、採血の約30分後に結果をお伝えします。ただし、スクリーニング検査の結果、確認検査が必要となった場合は、1~2週間後に再度結果をお伝えします。
梅毒等、その他の検査は、1~2週間後に結果をお伝えします。
詳しくは保健所へお問い合わせください。
各保健所とも電話相談は随時(平日8時30分~17時15分)受け付けています。
証明書の発行は行なっておりません。
令和5年度の医療機関での検査は終了しました。令和6年度については、準備ができ次第、お知らせいたします。
宮崎県では、保健所以外での検査機会を拡大し、早期発見・早期治療に繋げるため、無症状の方を対象とした梅毒・HIVの無料・匿名検査を医療機関でも実施します。
検査の対応日時は医療機関によって異なります。
必ず、事前に医療機関へ連絡し、検査日の予約をお願いします。
予約の際は「無料・匿名検査を希望」とお伝えください。
問診と採血を行い、結果告知日の予約をします。
検査結果の告知日は、各医療機関によって異なります。予約の際に各医療機関に御確認ください。
証明書の発行は行なっておりません。
検査の結果、保険診療による治療や検査が必要だと判断された場合は、氏名等をお聞きします。また、治療や検査にかかる費用が発生します。
HIV感染初期には、検査では分からない時期があります。
感染した可能性がある機会から3ヶ月以上たってから検査を受けましょう。「陰性」と出た場合は、感染していないと考えられます。
感染が非常に心配な場合は、感染した可能性のある機会から3ヶ月以内であっても、検査・相談を受けることで、ひとつの目安を得ることができます。ただし、「陰性」と出ても、最終的に感染の有無を確認するためには、感染の機会から3ヶ月以上経過してからの再受検が必要となります。
2022年の全国の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は884件で、過去20年間で最も少ない状況ですが、新型コロナウイルス感染症に伴う検査機会の減少等の影響で、検査件数が減少しているため、感染者が十分に把握できていない可能性があります。
宮崎県の2022年の新規HIV感染者・エイズ患者報告数は4件で、毎年報告が続いています。
全国的に梅毒の報告数は急増しており、2022年の報告数は13,258件(IASRVol.44より)で過去最多でした。
宮崎県でも、2023年は過去最多の報告数を更新し、今後も感染の拡大が懸念されます。
何か症状がある場合は医療機関へ受診しましょう。 症状がなくても、心配なことがあった場合には、検査を受けましょう。 |
HIVや梅毒は性行為による感染が最も多いです。
コンドームの適正な使用により感染リスクを下げることができます。正しく使用し、予防しましょう。
世界エイズデー(WorldAIDSDay:12月1日)は、世界レベルでのエイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を図ることを目的として、WHO(世界保健機構)が1988年に定めたもので、毎年12月1日を中心に、世界各国でエイズに関する啓発活動が行われます。
日本においても、この“WorldAIDSDay”に賛同し、その趣旨を踏まえ、12月1日を中心にエイズに関する正しい知識等についての啓発活動を推進し、エイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消等を図ることとしています。
令和5年度のキャンペーンテーマは
「あなたが変わればエイズのイメージが変わる。UPDATEHIV!」
治療法の進歩によりHIV陽性者は感染の早期把握、治療の早期開始・継続によりエイズの発症を防ぐことができ、HIVに感染していない人と同等の生活を送ることが期待できるようになりました。
治療を継続して体内のウイルス量が減少すれば、HIVに感染している人から他の人への感染リスクが大きく低下することも確認されています。
治療の進歩でHIV陽性者の生活は大きく変わり、様々な選択肢が用意されるようになりました。
しかし、現状はそうした変化が正確な情報として十分に伝わっているとは言えず、有効な治療法がなく死に至る病であった時代の認識にとどまっている場合が少なくありません。
HIV/エイズのことを自分事として捉え、HIV/エイズに関する検査や治療、支援などの知識を身につけましょう。
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