更新日:2021年3月3日
【注意】特定外来生物のアライグマが確認されました
アライグマの確認状況
今回の確認状況
- 令和3年2月26日に、延岡市北方町早日渡の山林に設置された有害鳥獣捕獲用の箱わなで、アライグマ1頭(雄)が捕獲されました。これで県内でのアライグマ捕獲は7例目です。
本県における確認状況
- 目撃等
- 平成23年4月:椎葉村大河内の山林(自動撮影カメラによる撮影)
- 平成25年4月:高千穂町岩戸の山林(自動撮影カメラによる撮影)
- 平成27年12月:西都市南方の山林(目撃及びカメラによる撮影)
- 令和2年1月:綾町南俣の渓流沿い(自動撮影カメラによる撮影)
- 捕獲
- 平成27年9月:日之影町見立の山林(雄1頭)
- 平成28年2月:延岡市北川町下赤の山林(雄1頭)
- 平成28年12月:西都市銀鏡の山林(雄1頭)
- 平成29年2月:高原町蒲牟田の山林(雄1頭)
- 平成30年11月:小林市野尻町東麓の山林(雄1頭)
- 令和2年11月:延岡市北方町蔵田の果樹園(雄1頭)
- 令和3年2月:延岡市北方町早日渡の山林(雄1頭)
九州各県の状況
- 九州北部(福岡県、佐賀県、長崎県、大分県)では、ほぼ全域で生息が確認され、農作物への被害はもとより家屋に侵入し糞尿による生活環境への被害なども引き起こしています。また、九州南部(熊本県、宮崎県、鹿児島県)へと生息域を拡大しつつあり、鹿児島県でも捕獲等の情報が得られています。(姶良市や霧島市などで捕獲されています。)
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このため、宮崎県内のアライグマが確認されていない地域においても注意が必要です。
アライグマの特徴等
外来生物法により、飼育や譲渡などが禁止されている「特定外来生物」に指定されています。
アライグマの特徴
- 顔は白色の顔に黒色系のマスクを着けたような外見で、鼻から眉間に黒い筋があります。耳が大きく白い縁取りがあります。
- 尻尾に4から7の輪模様があります。
- 前足の足跡が人間の手のような形をしています
アライグマの注意点
- アライグマは凶暴な個体もあり、人に危害を加える恐れがあります。
- 狂犬病に罹患したりアライグマ回虫(人獣共通感染症)が寄生している可能性もあり、人体への感染の恐れがあります。
- 雑食性で在来の生物を補食するため、在来生物の生存が脅かされます。
- 全国では農作物に深刻な被害をもたらしています。
- 繁殖力が強いため、捕獲などの防除対策が重要です。
宮崎県アライグマ防除実施計画
宮崎県内におけるアライグマの防除の目標とその他必要な事項を定めることにより、県、市町村、関係団体及び県民等がアライグマに対する共通の理解を深め、情報の共有を図り、それぞれの役割を担うことで効果的かつ継続的な防除体制の確保を図ることを目的として、宮崎県アライグマ防除実施計画を作成しました。
発見した場合の対応
- アライグマと思われる獣を目撃した場合は、むやみに近づかず、可能な場合はデジタルカメラや携帯電話等で写真や動画を撮影し、最寄りの市町村役場又は下記の県の連絡窓口までご連絡ください。
- アライグマそのものでなく、足跡などアライグマの痕跡と思われるものでも構いません。
狩猟者へのお願い
狩猟でアライグマを捕獲した場合は、下記の県の連絡窓口までご連絡ください。
- 県の連絡窓口
機関名 |
担当 |
所在地 |
電話番号 |
県自然環境課 |
野生生物担当 |
宮崎市橘通東2-10-1 |
0985-26-7291 |
中部農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
宮崎市橘通東1-9-10 |
0985-26-7283 |
南那珂農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
日南市戸高1-12-1 |
0987-23-4317 |
北諸県農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
都城市北原町24-21 |
0986-23-4523 |
西諸県農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
小林市細野367-2 |
0984-23-4725 |
児湯農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
高鍋町大字北高鍋2870-1 |
0983-22-1350 |
東臼杵農林振興局林務課 |
林政・普及担当 |
延岡市愛宕町2-15 |
0982-32-6157 |
西臼杵支庁林務課 |
林政・普及担当 |
高千穂町大字三田井22 |
0982-72-3178 |