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施設の紹介 -材料実験棟-

材料実験棟

材料実験棟の外観写真  木材を広く利用するために未利用材の利用法の開発などを行う製造試験室、木材の長期間にわたる変化を調べる長期性能試験室の2部屋の試験室があります。

<材料実験棟の構成>
 製造試験室、長期性能試験室

製造試験室

 軽軟なスギ材の表面圧密化処理による新用途開発、解体材や樹皮などの利用度の低かった材料を用いた木質ボードの開発など、木質材料の製造・開発に関する研究を行っています。
 スギの枝葉や曲がり材などの未利用木質バイオマスの有効利用のために、低温焼成による軽くて高発熱性の燃料の開発を行っています。
ウッドセラミックス製炭炉の写真 スギの葉の炭の写真
ウッドセラミックス製炭炉 スギの葉の炭
 軽軟なスギを熱圧することにより密度を高くし、強度性能を高める「圧密」技術に関する検討を行うとともに、スギ圧密材の利用方法について民間企業に対し支援し、木刀の試作や一部の商品化が行われています。
スギ圧密材の木刀の写真 圧密加工を行うためのホットプレスの写真
スギ圧密材の木刀 圧密加工を行うためのホットプレス

長期性能試験室

梁材の曲げクリープ試験の写真 スギを中心とする県産木材や実大建物の各種接合部を対象とし、長期的に荷重が負荷されたときの変形を測定しています(この様な変形をクリープ変形と言います)。クリープ変形に影響を及ぼす因子としては、木材自体の性質、負荷荷重、木材中に含まれる水分の量(乾燥の程度)、季節変動などが挙げられます。この実験室では、これらの条件を考慮した梁材の曲げ、柱-梁接合部のせん断、柱-土台のめり込み等のクリープ試験を行っています。
  
梁材の曲げクリープ試験
柱-梁のせん断クリープ試験の写真 柱-土台のめり込みクリープ試験の写真
柱-梁のせん断クリープ試験 柱-土台のめり込みクリープ試験