宮崎県季刊誌「Jaja」じゃじゃ

 

Jajaバックナンバー

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香ばしい醤油ダレと
肉の風味で人気急上昇中の、
宮崎の新名物

にくまきおにぎり

にくまきおにぎり

鶏の炭火焼き、チキン南蛮に続く、宮崎のご当地グルメとして、人気急上昇中の「にくまきおにぎり」。おにぎりを味付けした豚のもも肉でロールしたもので、香ばしい醤油ダレと肉の風味が食欲をそそる。宮崎では普段の食事としてというよりも、お酒を飲んだ帰りのシメとして、また家族へのお土産用のちょっと贅沢な食べ物として愛されてきた。

ちょうど高菜巻きのように、おにぎりの形にぴったり沿って肉が巻かれているのだが、醤油ダレに漬け込んだ豚もも肉を、生のままおにぎりに巻き、オーブンで焼くのがポイント。なるほど、この方法ならどんな形のおにぎりにも、うまく肉を巻くことができる。全国を見渡しても、他に同様のものがないことを見ると、この巻き方の発想が原点のようだ。

もともとは宮崎市内の居酒屋で店のまかない用に作られたのが始まりで、それが常連客の間で評判となり、平成9年に宮崎市の繁華街に専門店第一号がオープン。現在は東京や大阪にも販売店ができ、通販向けの冷凍品も開発されるなど、”にくまき“は宮崎を代表する味のひとつになっている。


宮崎焼酎もろみ漬け(シイラ)

宮崎焼酎もろみ漬け

ハワイでマヒマヒと呼ばれ高級魚の扱いを受けるシイラは、世界中の温かい海に棲(す)む回遊魚。黒潮の影響を受ける宮崎は、年間約1000トン(平成18年)と全国2位の水揚げを誇る。脂が少なく、くせのない淡泊な風味から、近年、ヘルシーな魚として注目されているシイラを、宮崎特産の焼酎から生まれるもろみに漬けた新商品が登場した。

じっくりと炙って仕上げる

焼酎粕に麹を加えて熟成させた漬け床に、シイラの切り身を漬け込み、じっくりと炙って仕上げる手間ひまかけた一品だ。そのままでもおいしいが、食べる前に軽く炙ると風味が一段と引き立つ。また、冷めても硬くならないのも特徴だ。粕漬けや西京漬けとも一味ちがう、独特のうまみを味わってみてほしい。

宮崎焼酎もろみ漬け

 

宮崎一口あわび「浦の恵(うらのめぐみ)」

延岡市南浦の美しい内湾で大切に育てられた「宮崎一口あわび『浦(うら)の恵(めぐみ)』」。刺身にしても火を通しても、身がほどよく柔らかで甘みがあり、肝に苦みやえぐ味が少ないのが特徴だ。

宮崎一口あわび「浦の恵」

もともと高価な天然アワビは、近年、海草の減少とともに漁獲高が減り続けており、資源確保のために種苗放流や漁獲制限などの取り組みが行われている。宮崎県でも殻長10センチ以下の天然アワビは採捕が禁止されているのだが、「浦の恵」は良質な褐藻類を餌に、厳重に管理して育てた殻長5〜10センチのものを出荷。小型アワビならではのおいしさを、リーズナブルな価格で味わえるようになった。

延岡市南浦の美しい内湾


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