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掲載開始日:2011年5月13日更新日:2011年5月13日

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平成23年度第1回知事とのふれあいフォーラム

第1回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)

内容

開催日時等

開催日

平成23年5月13日(金曜)午後1時から午後2時30分まで

場所

都農町役場

参加者

都農町の皆さん約40名
知事

ふれあいフォーラムの内容

フォーラムの様子

(写真)平成23年度第1回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子1
(写真)平成23年度第1回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子2

都農町の皆さん約40名が参加しました。
(写真)平成23年度第1回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子3
(写真)平成23年度第1回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子4

知事が都農町の皆さんと県政や地域の課題等について意見交換を行いました。

 

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主な意見等


参加者
都農にはいろんな名所もあるし、いろんな食材もある。その中で、山開きのあった尾鈴山ではシャクナゲがあったり、日本の滝百選に選ばれた矢研の滝がある。しかし、途中で事故に遭いそうな道なので、みんなで行けるような道にしてもらいたい。
知事
尾鈴山はまだ登ったことがない。今おっしゃったような道路など、いろんな整備の必要があるのだと思う。
高鍋土木事務所長
順次、整備をしております。
知事
整備していくということでなので、整備状況をしっかり見ていきたい。
参加者
名貫川の河口が波によって打ち上げられた土砂によって閉塞され、アユが上るに上れない状況である。高鍋土木事務所に陳情したが、住民に危害を及ぼすような水害が想定される場合は工事するが、生物が死にそうだから助けるという目的ではだめだと言われた。安らぎ、あるいは教育の場としての機能を完全に果たすような生物を大切にした河川にしていただきたい。
知事
人間以外の生物は重要ではないということではないと思っている。財政状況を含めて優先順位をつけざるを得ない中ではあるが、工夫を凝らしながらやっていく必要があると思っている。
高鍋土木事務所長
名貫川は、水量がなくなると、どうしても海からの波が強くなり、そこに砂がたまっていくという傾向にある。その状況がどういう弊害を起こしているか、それも踏まえて、いろいろ協議をさせていただきながら進めていきたいと思っている。
参加者
エネルギーを石油に頼っているのが実情である。その中で都農町にはメガソーラーがあるが、知事は、バイオマスとか風力発電など、いろんな形で再生可能なエネルギーに変える考えなのか。
知事
メガソーラーの発電所など、そういったものに積極的に取り組んでいきたい。また、企業とか大学が中心になるだろうが、技術開発の支援、そういったものにも取り組んでいきたい。
参加者
宮崎県というのは森林が多く、廃材も多いので、木質ペレットの利用はできないか。県とか行政がリーダーシップをとってやってもらえないか。
知事
県、市町村一体となりながら、木質ペレットの利用、バイオマスに取り組んでいきたいと思っている。
参加者
都農で建設が計画されている道の駅は、全国でもトップレベルの自然エネルギーを生かした道の駅ということで考えている。ソーラーを活用してLED灯をつけること、県全体で省エネということも考えていいと思う。
知事
LEDはトンネルに利用というのもある。今後もいろんなところで取り組みを進めていくことが大事だと思う。
参加者
東日本大震災での放射能の問題で、みんな泣く泣く自分たちの大事なふるさとを捨てなければならなかった。私たちはやっぱり女性として、この都農町、この宮崎県で死ぬまで暮らしたいと思う。死ぬときに、ああ、宮崎県人でよかった、都農の人間でよかったというふうなすばらしい宮崎県にしていただきたいと思う。
知事
ありがとうございます。一緒に頑張りましょう。
参加者
昨年の8月に県の方から、児湯地域を特定疾病の清浄地域に作りたいという話があった。もとの畜産体制に持って行くため、継続して指導してもらいたい。また、空港とか港の水際対策、そこら辺の防疫の体制を徹底していただきたいと思っている。
知事
口蹄疫からの再生復興を図る上で、被害を受けた児湯地域をますます家畜疾病のない地域にしていこうというのは、非常に重要な課題だと思っている。工夫を凝らして、観光面とかいろんなビジネスの交流等もやりながらも、水際対策なども並行してやっていきたいと思っている。
参加者
口蹄疫の家伝法の改正で、疫学のことが全く触れられていない。蔓延を防ぐための疫学と、どこから入ってきたかを追求する疫学の2つが必要。知事には国が指針を作るときに強く言って欲しい。
知事
県のマニュアルの中では、発生直後からすぐに疫学調査をやっていこうという見直しを行なった。県としては、その疫学調査を重視しながら、現場の体制も整えて対応していきたいと思っている。
参加者
鳥インフルでは、制限区域が10キロになっていてあまりに広すぎる。期間も3週間と長すぎる。鹿児島ではツルが感染したら監視だったが、農場の鶏が感染したら全部皆殺しだった。何かやることがちょっとおかしいんじゃないかと思っている。
知事
鳥インフルは、何でこれだけ警戒しているのに13例も出たのかとショックが大きかった。制限区域の範囲や期間、全部殺さなければならないのかなど、いろいろ議論のあるところだと思う。ウィルスの怖さというものに対して、謙虚な思いで防疫に努めていかなければならないのが、今の範囲や期間のルールだと思っている。区域に入った方の補償、区域外の方も含めて、それは国も県も連携をしながら、しっかり考えていく必要があると思っている。
参加者
スィートピーをニューヨーク市場の方へ運んでもらっているが、宮崎空港に着く飛行機が全部小型化したので、福岡・鹿児島空港の便を使っている。知事としては、その輸送手段、輸送コストに関して、どんな意見をお持ちか聞かせて欲しい。
知事
飛行機が小型化して、団体客が運べないので、例えば修学旅行客を持ってくるのが非常に難しいという話があった。物資の輸送便にも影響があるということだと思う。航空各会社はなかなか厳しい状況にあるが、利用状況や搭乗率の状況を見ながら、少しでも大型の飛行機を使ってもらえないかという話をしていきたいと思っている。
参加者
畜産農家としては、埋却地を持つことは義務だと思うが、それを早く周知させることが重要ではないかと思っている。
知事
埋却地をそれぞれの農家で用意することは、今の指針ではもう既に示されている。それが徹底されなかった反省を踏まえて、埋却地の確保に行政も関わるということが今回の工程表の方針で示された。
参加者
県内で保護司になる方が大変少ない。行政の経験のある方や福祉の経験をされた方、そういう方々が定年になられるときには、保護司を引き受けてくれないかと思う。犯罪を犯した人たちの更生などで、明るいまちづくりをするために欠かせない仕事ではないかなと考える。
知事
県や市町村の行政経験者が、リタイアした後をいかに生かすかは非常に重要な課題だと思っている。その一つのテーマとして、保護司というのもあるのかもしれない。行政経験をそれぞれの地域で生かしていく取り組みというのは、今後、訴えていきたいと思っている。
参加者
後継者に農業を継がせようか迷う方がほとんどだと思う。後継者不足について、知事はどういうふうに考えているか。また、新燃岳の灰片付けにいってきたが、栃木県の公務員の方が、NPO法人の一員として来ていた。各自治体でそういった支援をするボランティアというものを作っていただけないか。
知事
今後10年間の新しい農業・農村地域計画を作っている。「もうかる農業」というのを一つの大きな柱にして掲げている。稼ぐことのできる農業というものを実現していくというのが後継者の確保にもつながることだと思っている。ボランティアに関しては、公務員の場合はボランティア休暇制度とかあり、活動している職員もいる。大震災支援ということでは、人手不足という問題がある。それをどういうふうに自治体職員、それから県民の皆さんのボランティアで補うことができるだろうか、その仕組みづくりが何かできないかなということをずっと考えている。いろいろアイデアをいただければと思っている。
参加者
今年から学習指導要領が改訂され、授業がぎっちりになってきた。平日は宿題、宅習、習い事があり、寝るのが遅くなる。みんなが、土曜日も学校はできないんだろうかと言っている。子供が余裕で生活できるというか、親と話す時間をつくるとか、そういう時間をつくりたいと思っている。
知事
土曜日が休みになったことによって、いろいろな学校外の活動、スポーツ少年団とかいろいろできるようになり、どちらが一概にいいか分からないが、今の問題意識としては、平日が余りにもぎちぎちになってゆとりがなくなったので、土曜日はどうかということだが、それは教育委員会に伝えていきたいと思う。
参加者
宮崎県を担う青少年の育成のためには、大いに子供たちに踊りなどに参加させ伝統文化というものを身につけさせたいと思うが、要請しても、学校関係が出してくれない面がある。知事としてそういったものがあったときには積極的に参加してくださいと指示を出していただけないかと思っている。
知事
学校が出さないというのは、どういう状況なのかよくわからないが、基本的な考え方として、地域のいろんな伝統芸能なり踊りなり、それを保存継承していくことというのは、子供たちに伝えるということによって、地域のきずなができていく。また、その地域がしっかりと将来に向けてつながっていくという非常に重要な核になるものだと思っている。学校側としても積極的に対応していただければなと思う。
参加者
本町も例外なく少子高齢化が進んでいる。その点について知事の考えを教えていただけるとありがたい。
知事
子育ては県民全体、地域全体として支えていくような県民運動のような形で取り組むことができないか、そのために県民の皆さんに御協力をお願いするというか、投げかけができないかということを考えている。また、元気で活躍いただける高齢者というのを増やしていくということで、健康づくりの取り組みも大事。それに女性と高齢者のパワーというものが今後、少子高齢化の時代にあっては、非常に強く求められているという認識を持っている。
参加者
本県でも何校か閉鎖された高校がある。都農町に都農高校がなくなれば、やっぱり活気がなくなる。見直す中でどういった感じで県立高校の合併なりの目安があるか、具体的に教えていただきたい。
知事
高校再編について、今一番地域の危機感があるのはえびのと串間かというふうに思っていた。再編については、教育委員会だけが考えることではなしに、やっぱりえびのとか串間でも今、地域がいかにその高校の存続を図っていくか、地域としてどういうことができるのかというような議論をやっている。都農でもそういう議論をしながら、例えば、どういう特徴を持った高校にしていくのか、地域がどういうふうなサポートができるのか議論することが、必要になってくると思っている。
参加者
ネットビジネスの専門家派遣など、専門職の方が来ていただいて、いろんな技能の指導とかをしていただくという制度があった。それらのもっと発展したもので、やる気のある若手後継者とか若手農業者とかを支援するような新しい制度というか、支援とかを県でもっと力を入れていただけないかなと考えている。
知事
産業人材の育成というのも一つの大きな課題ということで、政策提案の中に方針を掲げている。産業支援財団などいろんなところでメニューは用意してあると思うが、さらにどういう工夫なり技術が考えられるか今後検討していきたいと考えている。

 

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知事総括

農業関係の御意見がやはり多かったが、それ以外も含めて、さまざまな御意見をしっかり私としても受けとめて、今後の参考にさせていただきたいと思っている。

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

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