トップ > 県政情報 > 広報・広聴 > 知事室 > ふれあいフォーラム > 平成23年度の開催状況 > 平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム

掲載開始日:2011年10月14日更新日:2011年10月14日

知事室へようこそ

ここから本文です。

平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム

第5回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)

内容

開催日時等

開催日

平成23年10月14日(金曜)午後1時30分から午後3時まで

場所

綾町公民館

参加者

綾町の皆さん約40名
知事

ふれあいフォーラムの内容

知事あいさつ

先日、照葉大吊橋リニューアルのオープニングに来させていただいた。下がよく見え、スリルが増している。集客力が楽しみである。また、ユネスコエコパークの申請もされたということで、心からお祝いを申し上げる。照葉樹林をはじめとする自然保護への取り組み、有機農業、さらにはさまざまな観光の取り組み、それらがトータルで評価がなされたもので、心から敬意を表する。
午前中、都城の家畜市場で行われた家畜共進会へいってきた。2年に一度という全県下の大会、綾町からも出展・出品をされていた。来年が全国和牛能力共進会、5年に一度の大会がある。口蹄疫からの再生・復興に弾みをつけるためにも、全国の宮崎を応援してくださった方々への恩返しのためにも、何としても連覇をしたいと思う。
御案内のように、大変な災難続きで、何とか元気を出していこうということで、「みやざき元気プロジェクト」を打ち出している。例えば県内でお金を使う、県内の施設を使う、100万泊県民運動というものを提案している。泊まるだけではなく、観光の周遊など、いろいろな効果が生まれる。地域づくりに対するいろいろな気づきが生まれ、刺激が生まれる。地域循環システムということを言っているが、皆さんの力をいただきながら、経済団体と一緒になりながら、そういう仕組みをつくっていき、県民の皆さんに協力を呼びかけていきたいと思っている。
また、県の新しいシンボルキャラクターが出来た。例えばマンゴーや日向夏など、いろいろなものをかぶってPRができる。みんなで楽しみながら、育てていくことができればいいと思う。
今日は、いろいろな御意見をいただいて、じっくり意見交換をさせていただきたい。

 

ページの先頭へ戻る

フォーラムの様子

(写真)平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子1
(写真)平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子2

綾町の皆さん約40名が参加しました。
(写真)平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子3
(写真)平成23年度第5回知事とのふれあいフォーラム(こんにちは!河野です)の様子4

知事が綾町の皆さんと県政や地域の課題等について意見交換を行いました。

 

ページの先頭へ戻る

主な意見等

参加者
綾北川、綾南川、両河川の汚濁の問題である。綾川荘の前の濁度は40度という報告を受けている。魚類が生息するには、最低でも8度以下にならないといけない。この問題については、行政とも相談しているが解決できていない。綾町は名水百選にも指定されており、すばらしい河川環境を、町民・県民に憩いの場として提供するのが我々の仕事であるが、この汚濁が解消できないと解決にならない。知事にお願いしたい。
それからもう一つ、先々日、知事の県政報告会に出席した。世はグローバル時代で、宮崎県も遅れてはいけいない、他県に先んじて国外に発信をしていこうという話を聞いた。非常に感銘した。これはすばらしい知事だという考えを抱き、1期、2期、3期と言わず、少なくとも5期、20年ぐらい、宮崎県に骨を埋めるという考えで県政のために頑張っていただきたい。
知事
1点目の問題は、内水面の河川の汚濁という話である。事務方から報告を受けたが、基本的にはダムを活用しながら、いかにうまく流していくかだと思う。
2点目は、私は大好きな宮崎のために骨を埋めるという覚悟である。今の段階で2期、3期、4期とか私の立場では言えないが、1日1日を大切に頑張っていきたいと思う。
高岡土木事務所長
河川の濁りの長期化は、綾川だけではなく、一ツ瀬川、小丸川も同じような状況である。選択取水設備という、水の取り入れ口を作って早く濁りを抜いてしまう仕組みが最初はうまく機能していたが、梅雨時期の大雨や台風15号の影響などにより濁りが続いている。これ以外に何か方法がないのかということだが、今のところ、こうするしかないのが実情である。皆さんと協議しながら清浄化に向かって努めてまいりたい。
知事
いずれにせよ、今後とも、県土整備部、企業局とも横の連携も図りながら、しっかりとした分かりやすい説明を心がけていく。意見交換、意思疎通を図りながら、この対策に取り組んでいきたいと思っている。
参加者
農業施策のあり方について申し上げたい。農業は、投資してつくっても、風水害などにより、なかなかうまくいかない実態がある。地域によって環境が違うと思うので、県として、市町村の意見を組み入れた構造改革に予算を取っていただき、地域にマッチした構造を組み立ててほしいと思う。
知事
知事に就任後、県の第七次農業・農村振興計画を作成した。要は、儲かる農業を目指していくことと後継者の話である。それから農業に対してこれから希望を持って取り組むことができるように構想と計画を定めた。具体的には、農商工連携や六次産業化を進めていくことである。世界的には人口爆発で、確実に食料不足になる。だからこそ、今のようなTPP論議で簡単に日本の農業が駄目になることをやってはいけない。国にも意見を届けていきたいと思っている。そういう大きな今後の展望、デザインを描きながら、本県の強みである農業をどうしていくかを、今後、一緒に考えていきたいと思っている。
参加者
畜産をやっている。グローバル化が進んでいく中で、自分もたまに空港にいったときなどに思うのが、空港、港での、水際の防疫対策のあり方である。県として、観光宮崎も一緒に進めながら、今回の口蹄疫の発生源か解明されていない中で、その辺をどう考えているのか聞かせてほしい。
知事
私は、国内のいろいろな空港にいってみて、あそこまで消毒マットをやっている空港は、宮崎空港のほかでは見た覚えがない。できる限りのことをやっている空港だと思っている。
九州のほかの空港、福岡空港でも消毒マットを置いてない。福岡で入って陸路で宮崎や鹿児島に入ってくると、それが怖い。あれだけ辛い思いをした宮崎だからこそ、それを全国に向けて、全国に協力を呼びかけていく必要があると思う。
参加者
要望の1点目は、綾北川に架かった小田爪橋について。綾川荘あるいは綾照葉の森あたりがスポーツ合宿の拠点になって、大きなバスの離合等が非常に多くなっている。橋が狭いのに加えて歩道もなく、地域住民の往来等にも支障が出ている状況なので、歩道の拡幅あるいは架け替えを検討してほしい。
要望の2点目は、スマートインターチェンジについて。国富町木脇で高速道路と県道が交差している。国富町では今、検討されているが、綾町としても、産業観光の面からも入り込み客増大、あるいは宮崎県のPRのためにも、早期実現をお願いしたい。
最後に、県の出前講座を大変重宝している。自治公民館で防災関係の講座を受けた。20年以内にはマグニチュード7クラスの日向灘沖地震が発生すると言われている。しっかり各自治公民館でも勉強してまいりたい。
知事
自治公民館の熱心な取り組みに敬意を表する。今の防災に対する取り組みを含めて、地域のつながりでいろいろな活動をやっていくのは本当に大切だと考える。
スマートインターチェンジには、大きな期待が寄せられているが、ある程度需要が見込めないといけない。物流の流れや人の流れなどを踏まえて、どの程度需要が見込めるか、今、調査をしていると思う。それらを踏まえて、ある程度の数字が出れば期待できると思う。
高岡土木事務所長
小田爪橋は、橋自体はまだ立派であるが、幅が足りないことと歩道がないことで、町長さんからも長いこと要望をいただいている。ただ、管内の他の箇所でも歩道の整備の要望をいただいているので、順次整備ができるように努力をしてまいりたい。
知事
小田爪橋については、地元の要望はしっかり受けとめながら、あれもこれも出来るとはなかなか答えられないが、そこは丁寧に説明していきたい。
参加者
婦人会で子育て支援をしている。学校の参観日や離乳食のときにお母さんがお弁当を作るときに子守をする活動など。3年間ぐらいは県から補助金が出ていたが打ち切られた。石けんの製造販売などで手当てを出したりしているが、お手伝いしていただける方にはガソリン代でも出したいので、再度、補助金を出していただきたい。
知事
子育て・子育ちの日本一を目指したい。先日、未来みやざき子育て県民運動を進めていこうということで、いろんな関係団体と連携をしながらの取り組みを始めた。県の財政状況も大変厳しく、補助金に関しては、ずっと同じものを続けては出せないというところである。見直しを行なう中で、国、県、市町村、いろいろな役割分担があると思うので、どういう形がいいのか、しっかり考えていく必要があると思う。
参加者
綾町は有機農業の町ということで、行政、農協、生産者が一体となって全員で取り組んでいるが、何とか県の事業が流れてくるような仕組みがほしい。
知事
有機農業の取り組みには敬意を表する。県の事業というのは、補助金のようなものであろうか。県としてできる限りのことをやっていきたいと思うし、今年度中に、有機農業などを含めた環境保全型農業推進の基本方針を定めて取り組んでいきたい。綾町の取り組みなども勉強させていただきながら、そういったものを全県的にも広げていきたい。
参加者
吊橋がリニューアルオープンした。昔は対岸の山に国有林の素材を積み出すためにトロッコ鉄道が走っていた。森林浴やジョギングがはやっているから、トロッコ鉄道を復活するか、遊歩道を整備したら、さらに世界遺産に登録しようとする照葉樹林の価値観が生まれると感じる。
知事
トロッコ鉄道を今から整備するのはいろいろな意味で難しいと思うが、まずはユネスコエコパークへの登録ということで、遊歩道の整備なり、今あるものを保全しながら、いかに親しんでいただくかが大変重要だと思う。町ともよく相談をしながら、その魅力を高める工夫は今後とも必要だと思う。
参加者
県道宮崎須木線の改良について。吊橋がリニューアルオープンしたが、吊橋から先が非常にカーブが多くて道幅も狭い。新幹線が鹿児島まで開通したので、霧島を含めた観光客が、小林を通って須木から綾のほうに入り込めるように早期の道路改良をお願いしたい。また、商工会のことで、商工会議所との合併の話が何年か前から出ているが、商工会への補助金を今までどおり組んでもらいたい。
高岡土木事務所長
財政状況が非常に厳しい中で、2車線の道路をずっとつくり続けていくことが難しくなっている。1.5車線の道づくりと言って、1車線で道をつくって、途中途中に退避所をつくる方法もある。照葉樹林を通るということで、環境問題が一番問題になるので、そういった整備手法も含めて、地元の方々、商工会の方々にも入っていただいて道づくり懇談会を開いて意見を伺っているところである。
知事
道路については、関係者が一緒になって懇談会を開いて、どのような整備がいいのか、議論を進めて、深めていくことが大事だと思う。
商工会については、地域のいろいろなイベントをおこなったり、例えば例年商品券発行など、いろいろな役割があると受けとめている。財政が厳しくなる中で、いつまでも今までどおり補助金をと言われても、なかなか難しいところがある。全体的な予算のパイが限られている中で、どのように考えていくのか、今後の議論だと思う。
参加者
県道田代八重綾線が相当期間通行止めになっている。早急に復旧してほしい。
高岡土木事務所長
平成17年の台風災害からほとんどずっと通行止めである。集中豪雨があるとすぐに崩壊し、災害復旧をしても、また別の箇所が壊れている状況。今年も梅雨の影響で非常に大きな崩壊が起きて、今も通行止めである。とにかく早急に復旧してまいりたい。
参加者
綾町も若い人たちが少なくなった。自然のままの綾町であるが、若者が喜々として住まい、そして生活ができる、これが一番望ましいと思う。何か起爆剤がほしいと思うが、その掘り起こしを皆さんに考えていただき、そして、1泊しても2泊してもまだ足りないという綾町になればいいと思う。知事の考えをお聞きしたい。
知事
綾町はこれまでの皆さんの努力により、有機農業や自然の保護など、いろいろなすばらしい取り組みをされている。それらをさらに引き継いで発展させていくこと、いろいろな新しい魅力を付加していくことが大事だと思っている。それは、やはり現場の皆さん、地域の皆さんが考えて動いていただくことが大事だと思う。それを県、それから国が側面的にサポートしていく、それが本当のあるべき姿だと思う。若い人が流出するという話は、県全体をとらえて見ても心配な部分がある。これには雇用の確保が大事だと思うので、「宮崎元気プロジェクト」を打ち出し経済活性化にも取り組んでいる。
参加者
全県下で消防団員の減少が今後進んでいくという話がある。これから子どもたちが育つ中で、何か消防団のPRをしながら、自分たちの町は自分で守るという意思決定を、ぜひ町としてできればいいと思う。県内各地で消防団員減少に対する要望を聞いていると思うが、知事の考えを聞きたい。
知事
消防団員の確保は大変重要だと思う。防災力を高めるには、自助、共助、公助の共助の部分の地域の実組織、公民館も含めて大変重要だと思う。今回の東日本大震災でも多くの方が犠牲になられたが、消防団員の安全性を守りながら、地域の防災力の強化の核になっていただくことが大変重要だと思っている。これも市町村と連携して、しっかり取り組みたい。
参加者
吊橋に一番近い地区が、昨年度、宮崎交通のバスが廃止になり、郵便ポストもなくなった。高齢者が病院にいったり、高校生が通学に通っていたバスが全くなくなり、車を持っている人じゃないと病院にも行けない。1日に3本でもいいから、吊橋までバスを出すような要望をバス会社にしていただきたい。
知事
地域の皆さんにとっては本当に暮らしの芯となるもので、観光面でも大きな役割を果たすものである。最近では、コミュニティバスという小型のバスを町の中に走らせる取り組みもある。これも町と連携して、どういう形で、特に吊橋を生かすという観点もあるので、しっかり考えていく必要があると思う。
参加者
環境団体で、河川浄化、微生物を使った生ごみ処理などの活動をおこなっている。生ごみ処理について、綾町は、町からたくさん補助金が出て、処理方法も進んでいるが、県内では燃やしてCO2を排出していると思う。県内の各地域で困っている方がいれば、私たち綾町の女性団体が指導に参りたいと思っている。
知事
ありがたい話である。担当の方にも、どれぐらいの取り組みがなされているのか確認したい。もし必要があれば、ぜひ指導いただきたい。大変重要な取り組みだと思う。
参加者
教育の格差があってはいけないと思っている。綾町にいい先生方を配置してほしい。それから、中学校は、子どもたちが思春期で一番荒れる時期なので、その対応に追われている先生方がたくさんいる。指導主事を1人配置してほしい。
知事
どの地域でもしっかりとした公教育を提供できる体制が大事だと思う。それから、先生の負担軽減は大事である。指導主事という話もあったが、事務的なスタッフの増強などもしながら、考えていきたいと思う。

 

 

ページの先頭へ戻る

お問い合わせ

総合政策部秘書広報課広報戦略室 

〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号

ファクス:0985-27-3003

メールアドレス:kohosenryaku@pref.miyazaki.lg.jp