掲載開始日:2024年12月3日更新日:2024年12月3日
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定例県議会知事提案説明要旨(令和6年11月)(12月3日追加分)(PDF:132KB)
ただいま提案いたしました議案の御説明に先立ち、2点御報告を申し上げます。
1点目は「高病原性鳥インフルエンザの発生」についてであります。
本日、川南町で約3万4,500羽を飼養する肉用鶏農場において、高病原性鳥インフルエンザの疑似患畜が確認されました。
国の特定家畜伝染病防疫指針では判定後24時間以内を目安に殺処分を、72時間以内を目安に埋却を完了することとされており、昨日19時、まだ、疑い事例が確認された段階でありましたが、県対策本部会議を開催し、あらかじめ初動防疫の対応等について確認し、全庁挙げて迅速な対応を図るよう、指示したところであります。現在、国に加え、JAグループ、県建設業協会、川南町をはじめとする多くの団体・企業等の御協力をいただき、約120名態勢で発生農場の防疫措置を行っております。
また、今朝8時25分より、江藤農林水産大臣をはじめ農林水産省の関係者と、オンラインで会談を実施し、これまでの対応状況を報告し、情報共有を図ったところであります。江藤大臣からは、児湯郡という一大畜産地帯での発生であり、緊張感を持って迅速な封じ込めを徹底してほしいとの指示がありました。
県におきましては、本日11時より畜産関係団体等を招集して、緊急防疫会議を開催し、改めて発生防止対策の徹底を図ってまいります。
今シーズンは、全国で過去最も発生が多かった令和4年度に匹敵するペースで発生しており、これまでに今回を含め10道県12事例の発生が確認されております。
まずは徹底した防疫措置を迅速に進めるとともに、引き続き、関係団体等と緊密に連携し、農場へのウイルス侵入防止対策の更なる強化を図るなど、危機感を持って発生を防止するための取組を進めてまいります。
2点目は「都城志布志道路の全線開通」についてであります。
先月、「都城IC~乙房IC」間が来年2月15日に、また、「志布志IC~志布志港」間が同じく3月23日に開通するとの発表が、国土交通省と鹿児島県からそれぞれなされ、いよいよ、都城志布志道路
約44キロメートルの全線が開通することとなりました。
宮崎自動車道「都城IC」と「志布志港」が一本の高規格道路で結ばれ、鹿児島県との広域的な道路ネットワークが充実することにより、農畜産業の振興や、南海トラフ地震などの大規模災害時における救急救命活動等に大いに寄与するものと大変嬉しく思っております。
また、都城市街地を通過する交通が分散され、交通渋滞の緩和による定時性や速達性の向上、交通事故の減少につながることも期待されます。
これまで、御尽力をいただきました県議会の皆様をはじめ、国土交通省や関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
今後とも引き続き、人流や物流を支え、強靭で信頼性の高い道路ネットワークの整備に取り組んでまいります。
それでは、ただいま提案いたしました議案の概要について御説明申し上げます。
今回、追加提案しました議案は、国の令和6年度補正予算に対応するもの、並びに、県職員、市町村立学校職員及び特別職の給与改定を行うものです。
はじめに、補正予算案についてであります。
補正額は、
であります。
この結果、一般会計の予算規模は、
となります。
今回の補正予算案による一般会計の歳入財源は、
であります。
続きまして、一般会計補正予算案に計上した主な事業の概要について御説明いたします。
今回、国の補正予算に係る国土強靱化対策等の費用を措置しており、道路や河川、砂防、港湾等の整備、土地改良や農地防災、造林や治山などの公共事業を行うこととしております。
なお、国の経済対策に伴う公共事業以外の事業につきましては、国の補正予算の詳細が明らかになった段階で、その内容を精査し、改めて補正予算を編成してまいります。
次に、予算以外の議案について御説明いたします。
議案第31号及び第32号は、県職員及び市町村立学校職員の給与を改定するため、関係条例の改正を行うものです。
議案第33号は、特別職の期末手当の支給月数を改定するため、関係条例の改正を行うものです。
以上、追加提案いたしました議案の概要について御説明しました。
議員の皆様におかれましては、よろしく御審議のほどお願いいたします。
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