掲載開始日:2021年8月18日更新日:2022年8月22日
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全国労働衛生週間は、労働者の健康管理や職場環境の改善など、労働衛生に関する国民の意識を高め、職場での自主的な活動を促して労働者の健康を確保することを目的としたもので、昭和25年に第1回が実施されて以来、今年で第73回目を迎えます。
宮崎県内の状況をみると、業務上疾病による被災者数は令和3年において257人で、新型コロナウイルス感染症の事例が含まれる影響もあり、前年から97人(60.6%)と大幅に増加しています。一方、定期健康診断の結果によると、脳・心臓疾患につながる「血中脂質」「血圧」「血糖」「心電図」の項目をはじめ、何らかの所見を有する労働者の割合が平成24年から増加し続けており、令和3年は有所見率が58.09%となっている状況です。
全国の労働者の健康をめぐる問題では、過労死等事案の労災認定件数が令和3年度で801件となっており、仕事や職業生活に関する強い不安、悩みまたはストレスを感じる労働者は、依然として半数を超えている状況です(令和3年労働安全衛生調査(実態調査))。
また、新型コロナウイルス感染症による休業4日以上の労働災害は、令和3年に全国で19,000件を超え、事業場で留意すべき「取組の5つのポイント」をはじめ、各事業場の実態に即した感染予防対策を徹底し継続することが求められています。
労働者の健康確保を図るためには、新型コロナウイルス感染症拡大防止に十分留意の上、全国労働衛生週間及び準備期間を契機に各事業場が労働衛生管理活動を推進するとともに、このような活動を通じて労働者一人ひとりが積極的に、自身の健康状況の把握と改善に努めることが重要です。
上記のような背景を踏まえ、本年度は、
「あなたの健康があってこそ 笑顔があふれる健康職場」
を掲げ、以下の期間に実施されます。
本週間「10月1日から10月7日まで」
準備期間「9月1日から9月30日まで」
全国労働衛生週間を契機として、それぞれの職場で労働衛生意識の高揚を図るとともに、新型コロナウイルス感染症拡大防止に留意の上、自主的な労働衛生管理活動の一層の促進を図りましょう。
全国労働衛生週間に関するお問合せ先は、宮崎労働局労働基準部健康安全課(電話0985-38-8835)になります。
商工観光労働部雇用労働政策課
〒880-8501 宮崎県宮崎市橘通東2丁目10番1号
電話:0985-26-7106
ファクス:0985-32-3887