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更新日:2020年6月11日
全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人名尊重」という基本理念の下、「産業界での自主的な労働災害防止活動を推進し、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、今年で93回目を迎えます。
この間、事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきました。この努力により、労働災害は長期的には減少しており、令和元年の労働災害については、前年を下回る見込みです。しかし、休業4日以上の死傷災害については、前年を下回る見込みであるものの、死傷災害のうち、60歳以上の労働者が占める割合は増加傾向にあり、平成30年度より取組期間が始まった、第13次労働災害防止計画における死傷者数の目標達成に向けては、更なる取組が求められています。
また、健康寿命とともに職業生涯が延伸し、高年齢労働者が職場においてより大きな役割を担うようになる中、多様なニーズをもつ高年齢労働者が安心して安全に働くことができるよう職場環境を改善していくことが求められていることから、厚生労働省では、高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン)を策定するとともに、中小企業を支援するエイジフレンドリー補助金を創設し、職場改善の取組を促すこととされています。
このような状況を踏まえ、更なる労働災害の減少を図るため、令和2年度全国安全週間は、以下のスローガンの下で取り組むこととされています。
全国安全週間においては毎年スローガンが設けられています。
令和2年度全国安全週間スローガン
「エイジフレンドリー職場へ!みんなで改善リスクの低減」
令和2年度の全国安全週間は7月1日から7月7日までの期間となっており、6月1日から6月30日までを準備期間としています。
この全国安全週間を契機として、県内すべての職場で、労働災害防止の重要性について認識をさらに深め、安全活動を着実に実行しましょう。
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